見知らぬところで誰かの役に

sign.jpg

sign-1.jpg
sign-2.jpg
sign-3.jpg

魚沼よみうり2012年1月19日号掲載

「遠い道のり」〜好きでなくても嫌っちゃダメ

遠いみちのり.jpg
 「こんなだろうか、あんなだろうか」自分の将来はどうなるかいくら考えてもわかりませんでした。それもそのはずでとどまったまま考えていたからです。
 待ち望んだ景色はなかなかやって来ず、出会ったのは残念なものばかりでした。将来を知るには歩き続けることが大切だと知り、自分の考えだけではどうにもならないことに気づいてから本を読みました。考え方を知ることで目の前の景色が変わりました。悲しみにも多く出会いました。だからといってそこで踏みとどまってはいられません。自分がどれだけ成長するかが人生のはじまりです。
 頭に知識があっても実践しなければ確信や自信につながりません。自主的に物事を判断できなければ余計な苦労を背負うだけだと知りました。活字を追う読書には時間をかけました。が学校の成績は上がりませんでした。
 人の存在が理解を操りすべては人によってもたらされます。人は参考書です。これまでの自分と今の自分、それを批判するもう一人の自分が出てきます。
 思考力を高め個性を育てながら心身ともに成長する。失敗をものともせず、期待を胸に面白さを追い求めてこそ、長い道のりも楽しさに変わるようです。
 『なるようになる』『なるようにしかならない』ただそれだけのことで、どうして人や環境のせいにして限界を感じたり自分を見捨てたりするのでしょうか。楽しく思わなくちゃ楽しくなりません。笑おうとしなければ笑えません。
 考える頭とスピードある行動力が決め手だったようです。

イラスト:(いちはし きょうじ)37年京都生まれ、千葉県柏市在住。97年に会社を定年退職し、
絵画制作をライフワークとして現在に至る。

2012・Back Number

2011・Back Number

魚沼よみうり2011年1月20日号掲載

「ちょっとニャポリまで」(出勤は旅行イメージで出かけましょう)

ちょっとニャポリまで・・・.jpg©市橋恭二
 毎日の出勤ご苦労様です。誰もが、同じような態度で出勤しているように見えますが、それぞれ何かしらの事情を抱えているようです。
 ねむたい目をこすりながら朝起きて、無理して会社へ着くと「おはようございます」の挨拶をしています。風邪で体調が悪くても変わらぬ態度を見せます。
 みなさんは精神的に本当に強い人なのでしょうか。そうではないでしょう。何食わぬ顔をしながら同じことを続けていると我慢が身につきます。
 「こんなに我慢をしていったい何になるのか」といった空しさを感じると、繰り返すことがイヤになったりするようです。そこへ仕事の負荷や勤務時間の長さが加わると気持ちが途切れてしまうと思います。
 旅行へ行きたくても気分が乗らず更に我慢すると病気に罹る恐れがあります。次第に自分だけがとても弱い人間に思えて気分的にどんどんと落ち込んでしまうようです。続けることが突然イヤになったらどうしたらいいのでしょう。
 そんな時こそ、旅行へ出かけるイメージが大切です。実際に旅行に行ける状態でなくても、ニャッと笑って「ちょっとニャポリまで」と元気に出勤しましょう。『そんなバカらしいことを…』と思ってしまうようでは笑いを失うでしょう。

魚沼よみうり2011年2月3日号掲載

「待ちぼうけ」(いったい何を待っているんでしょう)

待ちぼうけ.jpg©市橋恭二 なにかを期待しているのでしょうか。湯船に体を沈め満天の星を眺めながら真夜中に思い立つ素朴な疑問です。「いったい自分はナニを待っているのだろう」「温泉に出かけるほどヒマじゃないのよ」と叱られるでしょうか。
 風邪で会社を2日休んだことはありませんか?風邪ひいて部屋で寝ているのも、温泉に入っているのも2日の休みには変わりなし。冴えない顔をして休めばいいじゃないですか。
 『時間は自分でやりくりするもの。ヒマは自分で作るもの』。そんな区別もしないで働き続けたら疲れが溜まって気持ちもなえてしまいます。もうちょっと冷静になってください。何を待っているのですか?
 「楽な仕事がないかなあ」「思い通りの仕事に就きたいなあ」ですか?「おカネ持ちになりたいなあ」「好きな人や良い同僚に巡り逢って一緒に仕事ができたらいいのになあ」ですか?もしかすると自分で疲れるのを待っているのかもしれませんよ。
 『まだ疲れてない』『まだ頑張れる』『こんなことでヘコたれるか』動揺です。童謡♪待ちぼうけ〜、待ちぼうけ〜、ある日せっせと野良稼ぎ〜、そこへウサギが跳んで出て〜。コロリ転げてへし折れるのが『気の根っこ』じゃ困ります。
 今年の干支はウサギですから、『元気良くピョンピョン跳ねながら』自分らしさで動き回ったら如何でしょう。

魚沼よみうり2011年2月17日号掲載

「ドア」

111.Door.jpg
今回のテーマは『ドア』です。ドアの前で猫ちゃんがさっきからジッと考えています。
 つい学生時代の就職活動を思い浮かべてしまいます。期待でしょうか不安でしょうか。同じように育ち同じように学んでドアを開け、社会へ出てもドアの向こうはどこへ続くのかわかりません。人生にはドラマがあります。
 あまり、あれこれ考えても予測できない場面もありますから、踏み出す勇気が大切なのではないでしょうか。ドアは一つだけではありませんから、このドアと思ったらあけて社会へ出ましょう。ドアを開けてすぐに別なドアが目に付き、そこを開けても期待ハズレで、つい転職癖がついて無職の道に迷い込む、それが一番危険な選択です。
 たとえ期待にそぐわなくても自分の人生ですから、地道に力をつけて歩きながら修正したら如何でしょうか。生きてきた経験で言えることは「休まず毎日出勤しなさい」それだけです。
『仕事』は「する事。しなくてはならない事」と辞書に書かれています。
 出勤すれば、する事が待っています。出勤すれば、しなくてはならない事も待っています。「待っているのだから、とにかく出掛けよう」。そうしているうちに働く意味が理解でき知識も技術も高まってきます。 
 それが次第に生きる自信につながり人生観も形成されますから、思い切り元気良くドアを開けましょう。

魚沼よみうり2011年3月17日号掲載

「猫も方便」

猫も方便.jpg©市橋恭二 自分たちの若い頃、お年寄りからこんなことを聞かされました。
「嘘は泥棒のはじまりだよ」「嘘をつくと必ずバチが当たるからね」「嘘ついて親をだませてもお天道さまは見てらっしゃるからね」
「“二度と嘘をつけないように”、嘘つきは閻魔様に舌を抜かれるんだよ」
 最近こんなことがありました。
 高学歴の金持ちでしかも社会的な地位も高く、『鳩サブレ』くらい有名な人が、「あれは方便だったよ」と平気な顔で話したから世間は大騒ぎになりました。
方便の意味は「目的のために利用する便宜の手段」のことです。
 嘘も方便の意味は「方便のためには、時にうそをつかねばならないこともある」と辞書にあります。(ウソツキとキツツキは昔から日本に住んでいたのかな?)
 では、どうしたら嘘をつかずに正しく暮らせるのでしょう。
 『嘘はつくまい』、そう決心するしかありません。正直に話して、結果として損を受けても心が汚れなければ良いとしましょう。
 嘘をついていずれ地獄に落ちて閻魔様に舌を抜かれるよりは、天国で皆と笑って暮らした方が楽しいのではないでしょうか。

魚沼よみうり2011年4月7日号掲載

「さあ、鳥のように」

さあ 鳥のように.jpg©市橋恭二 日本を襲った地震と津波、追い討ちをかけるように福島原発の放射能汚染事故。「何の罪もない人たちに何故こんなむごいことをするのだ」テレビ画面に向かって叫びました。
 妻と一緒に、町の社会福祉協議会に赴き、少しばかりの義援金を投じるしか気持ちの表現が思いつきませんでした。
 被災した皆さんが、一日も早く元気になられることを祈っています。
 でも、雲の上はいつも晴れています。
 悲しいこと、つらいこと、すべては雲の下の出来事ですから、たまには気持ちだけでも空高く飛んでみませんか。
 絵の猫ちゃんは空を舞うのかって?そんな硬いこと言わずに、考えだけでも柔軟に。《バカらしいことを》と軽蔑する前に「笑える力」も必要なようです。
 『笑う門には敵は来ず』
ところで、世界でいちばん高く飛べるのは、どんな鳥?答えはカラスです。宇宙ステーションの(窓ガラス)。こんなこと言いながら笑っているのが「気持ち良さ」というものでしょう。
笑うのは悲しむよりも力が必要です。
 部屋に閉じこもって寝込んでないで、猫も猫まず空を舞う。

魚沼よみうり2011年4月21日号掲載

「小春日和」(なんとかなるよ。なんとかするさ)

小春日和.jpg©市橋恭二 なんとかなる、きっとなんとかなるよ。きっとなんとかなる。なんとかするさ。人は一人じゃない。みんながいるから。
 朝起きて蛇口をひねる。舗装された道を歩いている。公園の芝が綺麗だ。コンビニの棚に商品が並んでいる。カップに注がれたコーヒーを飲む。音楽を聞く。メールする。着るもの食べる物、なんでもかんでも。すべては、見知らぬ誰かがどこかで一所懸命に働いてくれている証拠じゃなかろうか。
 平穏に暮らしている人だって皆が幸せとは限らない。喜怒哀楽や幸不幸を味わいながら人のために生きている。それが人の優しさであり美しさだろう。
 「関係ないよ」「余計なお世話だよ」。あたかも自分で生きているようだけど、他人の努力が関係しているし、お世話を受けているのです。
 人に迷惑をかけない。自分で自分を見捨てない。悲しさを振り撒かない。周囲につらさをばらまかない。不遇は自分だけじゃない。金持ちは金持ちなりに悩みを抱える。人や場所や環境のせいにしないで自分の力を信じよう。「自分なんかいてもいなくても同じだ」なんて思っちゃいけないよ。
 さあ、元気を出して。顔を上げて気持ちを明日に、足は一歩からその先へ。
『生きてさえいれば』『それからまた』でいい。それがきっとどこかで、誰かのためになっている。
 四季は巡り巡って人に恵みを与え、小春日和は人の心に陽射しを注いでくれる。

魚沼よみうり2011年5月26日号掲載

「労働は神聖なり」(職種よりも働くことに意味がある)

労働は神聖なり.jpg©市橋恭二 適材適所を望んで、職を捜したりすると危険な落し穴にはまります。
 配属された部署を適所と考え、適材になるよう努力するのが正しい仕事のやり方です。
 就職活動で、面接官の能力に疑問があっても、企業側が選んだ人材ですから侮ってはいけません。的のはずれた質問でも面接テクニックのひとつかもしれません。
・質問=「入社したあと、希望しない部署に配属されたらどうしますか?」
 困った表情をしてしまう。
・質問=「万一ですが、仕事のできない上司の下でも働けますか?」
 戸惑って歯切れの悪い返事をしてしまう。
 面接を受けている最中、「こんな会社なのか」「こんな人が働いているのか」、そんな思いでは、採用にはたどりつけないでしょう。
 結論は、採用された会社があなたの適職。配属部署が、あなたにとって適所です。その部署で、文句一つ言わずに「はい、わかりました」と返事して、一所懸命に働くことが大事です。 
 気に入らない先輩がいても、その人から知識と技術を早く吸収して成長しましょう。そうすれが周囲の見方が変わって来ます。
 「あいつにとって適材適所だったな」「最初はどうなるかと思いましたけどね」陰の声は次第に変わります。
 「そろそろ別な仕事を任せてみるか」「飽きないうちに任せましょう」、これが次の仕事と配置転換の良い結果につながります。
 労働は神聖です。バカにしないで、コツコツ経験を積み重ね、自分の不得意分野を達成しながら新たな吸収を実現すれば時代に沿った成長が叶うでしょう。

魚沼よみうり2011年6月2日号掲載

「ひと言で言って!」

174,ひと言で言って!.jpg©市橋恭二 新入社員として働きはじめたか。転勤して新たな職場なのか。心機一転で転職したか?
事情はともかく、感じるのは戸惑いでしょう。大丈夫、だいじょうぶ。まだスタートしたばかりです。
 「ジッと見つめられると恐くなって」「なにかあるなら言いなさいよ、って叱られそうで」…。でも、それは取り越し苦労です。じつは先輩はみな優しいのです。
「分からないことがあったら聞いて欲しいの」「あなたに教えたいのよ」「気持ちが前に出るから、ジッと見つめちゃうわけね」。これが先輩の本音でしょう。
 猫ちゃんが、明るい顔で語りかけています。何を言いたいのか、何を言われているのか、さっぱりわかりません。
 ポイントは一言です。「これ教えてください」
 話す方も聞く方もお互いに短気を起こさなければ、あとは時間が解決してくれます。

魚沼よみうり2011年7月7日号掲載

「アメの日」

アメの日.jpg
 梅雨明けなのか、まだなのか。シトシト・ジメジメ。暗いイメージですが、考え方を変えてみませんか。
 雨の代わりに『飴』がたくさん降っています。猫ちゃんは傘に当たる音の変化に気付いていません。気持ちが沈んでいるのでしょうね、きっと。
 変化を見落としています。ちょっと起こしてみましょう。「まだねむいよ。昨日と同じだよ。なんで働かなくちゃいけないの?」
「空から飴がたくさん降ってきましたよ」「ウウ。うるさいなあ。そんなこと…あるわけないじゃん」、固定概念で判断すると毎日がつまらなくなります。
「バカなことって、あるのよ」考え方=なにかがちがう。きっとちがう。同じはずがない。
 その日その日で人も天気も変わります。変化は揺れです。
 少しの変化に気付いて「はは〜ん・なるほど」、心を喜ばすのがポイントです。「飴ダス」の天気予報でした。

魚沼よみうり2011年7月28日号掲載

「生活にメロディーを」

未掲載生活にメロディーを297.jpg
 良かったこと悪かったこと。嬉しいことや悲しいこと。♪人生いろいろ?…島倉千代子の歌。
 「故事ことわざ辞典」から人生を暗示する言葉が拾ってみました。「弱り目にたたり目」「泣きっ面に蜂」「一寸先は闇」、人生が暗すぎます。
「目には目を歯には歯を」「蛇の道はへび」「欲と二人連れ」、人生が汚れます。
 「枯れ木も山のにぎわい」「年寄りの冷や水」「糠に釘」、人生に失望です。
 「右往左往」「暗中模索」「四面楚歌」「自暴自棄」、人生が悲しすぎます。
 「住めば都」「七転び八起き」「大器晩成」、これだと少し希望がもてます。
 天国からは、どんなメッセージが届いているのでしょう。♪人生、楽ありゃ苦もあるさ(東野英治郎)、♪上を向いて歩こう(坂本九)、♪もうすぐ春ですね、ちょっと気取ってみませんか(キャンディーズ・スー)。
 自分自身にねじを巻いてメロディーを奏でてみたらどうでしょう。そうすれば今よりももっと生活が楽しくなるかもしれません。

魚沼よみうり2011年8月11日号掲載

「熱中症対策」ハガキが2枚届きました

熱中症対策①.jpg


熱中症対策②.jpg
 夏ですから当たり前と言ってしまえばそれまでですが、人に会うと皆さんの挨拶が同じになってしまったようです。
 「暑いですねえ。いったいなんでしょうねえ、この暑さ」「ちょっと油断すると、すぐに熱中症にかかってしまいそうですね」。そこで、猫ちゃんが送ってくれたハガキに、こんな絵が描かれていました。
 なにを訴えたいのか解読してみましょう。
 お出かけする際にはどうすれば良いのか。
 家の庭や近くへ外出する場合にも水は欠かすことのできない必需品です。日よけのためにツバの大きめな帽子をかぶりましょう。疲れたときには好きな物を食べれば元気になるようですが、喉がかわいたりしたら逆効果ですね。
 外出のときには大きめなボトルに水をいっぱい入れて出かけましょう。大きめな帽子を忘れちゃダメですよ。
 他にも暑さを忘れる方法があります。なにかに夢中になって熱中する熱中症。自分が熱くなっていますからそれほど暑さは感じません。水分をたくさんとりながら夢中で応援する。たとえば幼いわが子がサッカー選手だったら、親は熱中症にかかって大声を出します。「そこだ!シュートだ?」。喉はカラカラ。ダカラカラダが水をほしがる。たとえ負けても努力をたたえすべて水に流しましょう。水を持参で熱中症にかかる、人生にとってそんな場面も必要なようです。

魚沼よみうり2011年8月25日号掲載

「親爺ギャグはパワーの源」

クルマ選び.jpg なでしこジャパンが女子サッカー世界一に輝きました。真夜中だったので寝不足気味の人も多かったでしょう。でもみんなが大喜びです。
 国民栄誉賞をもらいました。団体受賞は初めてのことです。誰かが必ず誰かを支え、誰かの支えで誰もが暮らす。裏方のスタッフまで受賞対象になったのはとても嬉しい出来事でした。
ところで優勝監督の佐々木則夫さんはどんな人柄なのでしょう。
 質問に異口同音、選手たちはこう答えています。「親爺ギャグを飛ばします」
本当かどうか疑問に思った人も多かったでしょうが、国民栄誉賞授与式でサプライズがありました。「外車1台ずつ、選手全員に3年間無償で貸与します」アウディ・ジャパンの発表です。
 澤穂希さんが車のそばでポーズをとり、「どう?」、すかさず監督が「アウディ」。親父ギャグの面目躍如。佐々木監督の度胸と明るさは並外れたものです。
澤穂希さんは優勝後の心境を「温泉にゆったりと浸かりたい」と言われました。  
 新潟県南魚沼地方は温泉の宝庫です。いたるところで「源泉掛け流し」、親爺ギャグなら「ピッチで全員蹴り流し」、ってどうでしょう。
 ところで、東日本大震災では多くの人が被災されました。つらい時こそ笑っていなくちゃ。厳しい場面でも笑えなくちゃ。そうは思ってもなかなかできないのが笑いです。つらさ・厳しさ・悲しさ・迷い。そんな中でも、親爺ギャグは逆境に打ち勝つパワーの源になるのかもしれません。

魚沼よみうり2011年9月1日号掲載

「照明過多的茶房」

照明過多的茶房.jpg
 発電所は電力を大量消費する地域と離れた場所に設置されています。
 作る側と使う側。田舎と都会。そう表現したら分かりやすいのでしょうか。作って送る。それだけでも「電力はけっしてタダじゃない」と理解できます。
 しかし、人のぜいたくは尽きないようです。だからといって、今のまま突き進んでしまって良いものではありません。
 電力供給は水力・火力・原子力、地熱・風力・太陽光へと研究されています。 東日本大震災による、地震・津波・原発事故は世界が抱えた共通の問題です。
 モノがなくても明るく生きた時代。食べものを家族で分け合っていた時代。そんな遠い昔でない暮らしの中には和やかさと笑顔がありました。
 「猫さんたち、行き過ぎだよ。照明の無駄づかいじゃないのかね」
 どこもかしこも、今は照明過多の環境で、何となく気になります。照明が明る過ぎると、見なくてよいものまで見えてしまい、見なくてはいけないものを反射で隠してしまうようです。昔にもどり、節電してローソクの光で現実を見つめるのも良いかもしれません。

魚沼よみうり2011年9月15日号掲載

「夜に眠れなくても」

夜ねむれなくても.jpg 夜なのに眠れないことってありますよね。
 寝つけないからテレビをつけたままで、見ているつもりがなんとなく時計を見るともう夜中の2時で、寝た記憶がないのに思ったよりも時間が過ぎていた。そんな経験は疲れから来るものです。
 健康維持のためには、1日7時間から8時間の睡眠が必要で、昼間にウトウトすればいいのです。
 方法はピクニックへ出かけたイメージで、猫絵を参考に『時を流す』ことです。
 上司の小言はラジカセからの音楽。人からの注意は小鳥のさえずり。さわやかな風が身にそそいでいます。野原でゆったりと横になった気分です。おおらかな気分で何事にも腹を立てない。さわやかに仕事を着々と押し進める。自分の今日やるべき仕事はキチンとやる。ペースを崩さずに淡々と終業時間まで働きます。
 コツをつかんでしまえばそれほどむつかしいことではありません。それでも周囲から罵声を浴びせられるかもしれません。それはその日のこと。たった1日のこと。日常生活で、仕事をしたくない日、勉強が乗らない日、食事の用意をしたくない日。どんな日も、職場へ行く。学校へ行く。食事を作って出す。欠勤、不登校、主婦さぼり。無職、住所不定、ひきこもり、離婚。
 どれも『休むこと』が発端となって行き着く結果のように思います。

魚沼よみうり2011年10月20日号掲載

「休憩タイムは1日だけ」

休憩タイム.jpg 降りそそぐ強い日差しはまるで上司の眼差しのようです。体を横たえれば楽なんですが、職場でそれはできません。
 この猫ちゃんを見るとぐったりしています。左手はダラーと下げたままです。とても幸せそうな猫ちゃんの目。ベンチにペチャーと腹ばいになって息づかいが聞こえてきそうです。
 会社を休みたいけど不安ですか?よけいなことを言うのはやめましょう。上司はいつもまじめに働いているあなたを知っていますよ。疲れることは誰にだってあることですからとにかく休みなさい。
 休んでいる間も頭から仕事のことが離れないのは精神的にバテ気味なんです。このまま働き続けると、考え込むか、会社へ行かなくなるかのどちらかです。
 頑張っていた若い頃のことです。月末は必ず胃が痛くなりました。我慢できなくて医者に胃カメラを飲まされて。吐きそうなのになにも出なくてね。
 ずっとあとになって何もかも分かったんです。経験して分かったことなんです。あれも経験、これも経験、それだけのことでしたよ。
 休むのは1日だけですよ。それ以上休むと「ヤダなあ」とか「面倒だなあ」になりますよ。休み癖がついたら転げ落ちるようにダメになります。それだけは気をつけないとね。『1日だけ休ませてもらいなさい』元気な人の隠し技は1日休みにある、って知らなかったでしょ。
 その1日が休めない。それだけのことでみんな苦しむんですね。
魚沼よみうり2011年11月3日号掲載

「予感」

予感.jpg 浮き浮きして良いことが起こりそうな気分の時は嬉しいものです。逆に、イヤな気分のする時は何かが起こるような感じがします。どちらも予感なのでしょう。
 良い予感は、当たれば喜ぶことですみますが、悪い予感だと当たったあとがややこしく、「何故だろう」「どうしよう」などと考えたりもするものです。
 猫ちゃんが、何かの予感に導かれて階段を登っています。猫ちゃんは、階段の頂上からでも彼女の姿は見えないでしょう。身を乗り出せば見えても危険です。運が良ければという挑戦は冒険だけで終わりそうです。
 上場企業は、データに基づく管理力で経営の質を高め投資家に安心感を与えます。旅館業であれば「来客データ」があり、商店なら「商品データ」があります。
長く事業に携わる経営者はデータを見なくてもおおよその予測がつかめます。経済状況が良好なら、感覚経営でも怪我は少なく、変化のスピードが速い不況時では失敗するとやり直しがききません。下手をすると倒産する危険もあります。
 事業でデータが整理されてないと「あれもやろう」「これもやろう」と不況でも経費をつぎ込みます。先行投資のつもりが“潜航凍死”してしまうかもしれません。
 個人の生活なら、「家計の現状」、データを知っていれば、間違った予感で無理に階段を登ったりしません。データがないと、借金して冒険するかもしれません。
 予感は表にも裏にも出ます。冷静に現実のデータから目を離さないこと。
良い結果ばかりが頭に浮かぶのが『予感の落し穴』ではないでしょうか。

魚沼よみうり2011年11月17日号掲載

「負けて兜の緒を緩め」

負けて兜の緒を緩め304.jpg やったー。勝って喜んだら注意されました。『勝って兜の緒を締めよ』だって。敵に勝っても油断をしちゃあいけない。それでは勝っても喜べませんけど…。「じゃあ、負けたときにはどうするの?」負けたときの心構えはどうしたらいいのでしょう。
 猫ちゃんに尋ねたらこんな姿をしてくれました。負けたら兜の緒を緩めるそうです。兜がガタっと外れちゃう。だらしないみたいだけど、それでいいんですって。勝負は終わったんだから気にすることはないそうです。かわりに、嬉しそうな彼女のうしろ姿をごらんください。
 こちらが負ければ相手は喜び、誇りをもって生きる道を見つけるでしょう。自信にもなっていいじゃないですか。負けたって損するものなんかないんです。
こちらも兜を脱いでのんびりできるし結構なことですよ。スポーツがトップで学校の成績もトップなんて、そう滅多にないでしょう。勝ったり負けたりしているうちに勝ち負けのどちらが多いかだけのことです。勝ちが多ければ優秀と言われるけど、負けが多くてもダメってことじゃないんです。成績で負けても体が丈夫で絵や楽器がうまいとか、優れたところを伸ばしながら別な良い面で生きて行けばいいんじゃないでしょうかね。
 「自分はダメなんだ」。そんなに思い込むことはないですよ。負けて兜の緒を緩めの意味は、あまり細かいことに気をもむなってことかな。

魚沼よみうり2011年12月1日号掲載

「壁は壁ではないのかも」 本棚は知恵の壁

調べもの.jpg 壁にぶつかってずいぶん悩みました。そんなことは誰にもあるのでしょう。
 壁をよけたこともありましたが解決しませんでした。考え込むとますます気持ちが落ち込みました。解決しないわけは壁が遠くまで続いていたんです。
 それで、よけてもダメだと知りました。でもどうしたらいいんだ。みなさんはとっくの昔に知っていたかもしれませんが、壁にぶつかったら壊すか乗り越えるしかないのです。
 ところで、もうひとつ大発見をしました。
 壁の前の猫ちゃんの姿です。悩んでいるのでしょうか考えているのでしょうか。よく見るとじっと壁を見つめています。壁と思ったのはじつは本棚でした。壁の中からヒントを見つけようと努力しているのです。
本棚は人が経験した知恵の壁です。
 「壁にぶつかったら知恵を見つけ出せばいいんだ」。自分に良い知恵がなかったら、誰かが持っているかもしれません。読む・聞く・見る・考える。
 さあ、落ち込んでばかりいても解決しません。猫ちゃんのマネをして壁の中からひとつか二つ取り出してみましょう。
 きっと、なんとかなりますよ。さあ、元気を出して。いままでだって何とかなったじゃないですか。




ページトップへ