我が家の味ー千喜良あつ子

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 南魚沼市穴地の農家(昭和23年)に生まれ、九日町の農家に嫁いで来ました。5世代で、時には10人という大家族で暮らした経験は、何にも変え難い宝物と思っています。
 私が40年近い歳月の中で姑に教わったり、家族の要望を取り入れて作ってきた自分の舌が頼りの「っま いいか!」の“農家の我が家の味”を紹介させていただきます。(ちきら あつこ)

2012年のレシピ

27)Doticon_red_NEW.png〔常備菜〕実じょうゆ(2012年2月2日号

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【材料】
●大豆……1カップ
●糀………1.5カップ
●塩…………18g
●ゆず

【作り方】
①…電気がまの中で糀を湿らせ4時間くらい保温して寝かせ、冷ます。
②…大豆を弱火~中火で少し焦げ目が付く程度に炒る。
③…②が冷めてから石臼があればさっと通す。(無い場合は、金属盆等平らで固い物の上に炒った豆を重ならないように入れ、金属
ボールやきれいな鍋の底等を上から押し付けて、皮が取れる程度に砕く)。
④…③を箕で煽る、または水に入れて浮いた皮を掬い取って捨てる。
⑤…豆の4倍くらいの水を入れ、軟らかくなるまで(約2時間)煮る。
⑥…①と塩と混ぜ合わせる。
⑦…⑤と⑥を混ぜ合わせる。
⑧…出来ればすぐにも食べられます。ゆずを刻んで入れると一段とおいしくたべられます。

※当地では昔から、『寒の水で作れば傷み難い』と言われて、この季節に作っています。
※大量に(1升とか5合)作り、小分けして冷凍庫に保存し、すこしずつ出して1年中食べます。
※夏の食の進まないような時、ご飯をおいしく食べさせてくれるおかずです。
※作り方の情報を、千喜良美枝子さんより頂きました。

27)

2011年のレシピ

21)昔のキムチ南蛮粉抜き(2011年2月3日号

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【材 料】
●白菜…………4玉
●大根…………4.2㎏
●にんじん……250g
●長ネギ………大4本
●にら…………1把
【作り方】
①…白菜は6つに割って塩水に2~3日漬け、塩辛い時は水に入れて塩抜きをし、ざる等で水を切る。
②…大根・にんじんは千切りにし、軽く塩で揉み、塩を洗い流す。
③…ねぎはまず4~5㎝の長さに切り、それを縦2つに割り、刻む。
④…ニラは4㎝の長さに切る。
⑤…大きいボール等に、②、③、④、イカ塩辛、キムチの素を合せた所にりんごをすりいれ、良く混ぜ合わせる
⑥…白菜の1枚1枚に少しずつ⑤を挟み込み、2つに折って外側の葉に包み桶に並べて入れる。
⑦…最後に残った液をキムチの上から注ぎいれ、2~3㎏の重石をする。
⑧…冬季、4~5日たつと味が慣れてくるが、おいしくなるのは10日くらい経ってから。

※この近辺で、ほとんどがまだ本格的なキムチを知らなかった40年以上前、姑が仲間と農業改良普及員から習ったものを35~6年前に私が引き継ぎました。
※以前はにんにく・ニラは使いませんでしたが、少しずつ進化しています。
※近年、本格的キムチも習い作りますが、我が家や、出た人は体に馴染んだ味だからでしょうか、このキムチを喜びます。
※暮れに作り、帰省した近しい人たちに所望され、土産にするものの1つです。

22)切り干し大根と身欠きにしんの煮物(2011年4月7日

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【材料】
・切り干し大根………50g
・半生身欠きにしん…2本
・人参…………………100g
・じゃがいも…………300g
・厚揚げ………………2枚
・酒…100㏄
・しょうゆ…40㏄
・みりん……………40㏄
・砂糖………………大匙
●「身欠きにしん用」
・酒…………………50㏄
・しょうゆ…………20㏄
・みりん……………20㏄
・さとう……………大匙2

【作り方】
①…切り干し大根は、サッと洗い、鍋に入れてひたひたの水を入れる。
②…人参・じゃがいもは皮をむき、適当な大きさに切って洗い、切り干し大根の上に入れ火にかける。
③…調味料を入れて、落し蓋をする。
④…厚揚げ・身欠きにしんは、湯沸かし機のお湯でそれぞれに油を洗い流し、適当な大きさに切る。
⑤…③が、煮立ってきたら厚揚げを入れ、火を中火にする。
⑥…小さい鍋に身欠きにしんと調味料をいれ、よく火が通るまで煮る。
⑦…じゃがいもに何とか箸が刺さるようになったら、⑥を煮汁も一緒に入れ、味を調えて出来上がり。

※大家族の時代、嫁の私は子供の世話をしながらみんなに給仕をしていると、私が食べようとした時は食べたいおかずが無くなっている事が有りました。我が家は農家で、野菜は食べきれないほどありますので、数物は別として、いつも足りなく無い様に心がけ作ってきました。
※又、「人寄せの時は、丁度良いということは足りないこと。少し余る位のことをしておかないと勝手方は大変」とも教てもらい実行してきました。
※最近少人数になったのですが、大量に作ることが身に付いて、料理はどうしても多くなってしまいます。

23)フキと身欠きにしんの煮もの─その2(2011年6月2日号

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【材料】4〜5人前
・フキ…200g
・半生身欠きにしん…2本
・人参…50g
・車麩…2個
・椎茸…4個
・しょうゆ…25cc
・みりん…25cc
・さとう…小匙1
・炭酸…小匙1/2位

【作り方】
①フキは洗って鍋に入る長さに切る。大きい鍋の沸騰した湯にフキを入れ、炭酸を入れて煮立て、箸で刺さるようになったら水に取り、皮をむいて適当な大きさに切る。
②車麩、しいたけはそれぞれに水につけてもどす。
③人参は適当な大きさに切る。
④身欠きにしんは、温水器のお湯で洗い、背、腹ヒレを切りとってから適当な大きさに切る。
⑤鍋にフキ、にんじんと、材料が隠れるくらいに椎茸の戻し汁と水(全部でカップ2位)を入れて火にかけて砂糖、醤油、みりんを入れて煮立て、しいたけ・身欠きにしんと水をよく絞った車麩を入れ、落し蓋をして中火で煮る。

※フキは先に下ゆでをしてから皮をむいた方が、きれいに剥けるし、手が黒くなりません。
※フキと身欠きにしんと車麩煮物は、この季節には必ず食べたい組み合わせです。
※身欠きにしんを別に味付けをし、その煮汁をフキ・車麩等に入れて煮る方法もあります。
※「うまい!!」という料理ではありませんが、何とは無しにたくさん食べられます。
※ご飯とよく合います。

24)えご(2011年8月11日号

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【材料】
・えご草…40g
・水…1200cc
・山椒の葉…20g
・みそ…50g
・みりん…小さじ2
・さとう…小さじ2
・からし
バット(内径…17×23cm)
小皿(仏壇、鏡えご用)

【作り方】
①えごをざる(何でもよいが、あれば竹が一番良い)に入れ、時々水に浸して返しながら、日に晒す。
②天気が良いと1日で晒れるので、ゴミをきれいに取り除いて鍋に入れ、水を入れる。
③沸騰したら木シャモジで焦げ付かないようにしながら、10分くらいよく煉る。(飛び撥ねたえごでやけどをしないように、私は木シャモジを持つ腕にタオルを巻き、軍手をします)
④先に鏡えご用を作るよう小皿に流し入れてから、濡らしたバットに流し込み、ラップをかける。(空間を作らないように張り付かせると仕上がりがきれいになります)。
⑤冷ましてから、冷蔵庫に入れる。(冷蔵庫で3日くらいは大丈夫です)。
⑥適当な大きさに切り、山椒味噌・辛子しょうゆ等で頂く。

◎山椒味噌は、すり鉢で葉をよく擂り、みそ・みりんをいれてする。
◎辛子と醤油もあっさりして美味しい。

※昨年、新潟市の方と「えご」の話に及んだ時、新潟では『えごは晒さない』と伺いました。私は、年寄りから丁寧に作ることを教えて頂きました。
※えごは醤油等で味をつけたり、クルミを入れたこともありましたが、最近は何も入らない方が好きで、味のつかない物を作っています。
※鏡えごは、お盆の仏壇のお供えに欠かせないもので16日朝食後、先祖様方を発たせたら納めます。
※夏のうちにえご草を余計に買っておき、秋の彼岸にも、えご練をしています。

25)さつまいもとリンゴのバター煮(2011年10月6日号

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【材 料】(10人分)
●さつまいも………500g
●りんご……………小2個(450g)
●バター……………20g
●さとう……………200g
●ポッカレモン……大匙1.5
●バジルの穂………適量

【作り方】
①…さつまいもは、厚さ1.5㎝位のひと口大いちょう切り※にし、かぶる位の水を入れて沸騰させ、煮汁を捨てる。
※さつまいもの大きさによって、いちょう切りや半月等、切り方で調節する。
②…りんごはよく洗い、適当な大きさに切る。(煮るうちに小さくなります)
③…①にリンゴを入れ、隠れる程度の水・砂糖を入れ、沸騰してきたらバターを入れ、落し蓋をして煮る。
④…煮汁が半量くらいになってきたら、レモン果汁を入れ煮詰める。

※さつまいもだけ、あるいはニンジンを加えてもおいしく戴けます。
※味が薄いので、たくさん食べられます。

26)ますの食べ尽し(ます飯とますの頭の卸し和え)(2011年12月1日号

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ます飯

【材料】5人分
●米……………3カップ
●塩ます………3切れ
●しょうゆ……大匙1
●しお…………小さじ1/2
●お酒…………大匙3
●生姜…………少々
●みつば………少々
【作り方】
①お米を研ぎ、しょう油・塩を入れる前にますの塩加減を舌で確かめます。(炊き込みご飯の味の基本を、お米1カップに対してしょう油大匙1にしています。ますの塩の具合でしょう油・塩を加減します。)
②しょうゆ・塩・お酒を入れて水加減をし、味が平らになるようによく混ぜ上にますを並べスイッチを入れます。
③炊き上がったらますの骨を取り除き、よく混ぜ合わせて茶碗に盛り、千切り生姜とミツバを載せます。

ますの頭の卸し和え

【材 料】
●ますの頭……1/2
●だいこん……500g
【作り方】
①ますの頭は2つに割り、カリカリする位にしっかりと焼き、7ミリ幅くらいに刻む。
②卸した大根と混ぜ合わせる。
③ますの塩味で食べますが、好みでレモン・カボス等を加えるとおいしく戴けます。

※我が家は大家族でしたので、魚はほとんど1匹で買っていました。ますの頭の卸し和えは義祖母に教えてもらいました。ますの頭の骨は軟らかく1度食べるとまた食べたくなる味です。勿論、切り身で作ってもおいしく戴けます。
※この2つの料理は、我が家の大好き料理です。

2010年のレシピ

1)から揚げ青魚入り紅白糸なます

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【材 料】
10人分
●大根…500g
●にんじん…25g
●さんま…1~1.5匹
●片栗粉…適量
●酢…100cc
●砂糖…90g
●塩…大さじ1

【作り方】
①…秋刀魚は頭を取って3枚におろし、身を1口大に切る。
②…①に片栗粉をまぶし、カラッとさせるように2度揚げをする。
③…大根・にんじんは出来るだけ細く刻み、ボールに入れ塩で良く揉む。
④…③をざるに入れてボールに重ね、塩分をよく洗い流し、ザッと水を切りボールに入れる(絞らない。塩分を残さない方が味が柔らかくなる)。
⑤…酢・砂糖で甘酢を作り、④と合わせる。
⑥…容器に②と⑤を交互に入れ、材料が液から出ないように皿等で軽く重石をする。
⑦…半日位したら味を確かめ、足りない場合は別の容器に漬け液を絞り、そこで味を調え元に戻す。
⑧…作ってすぐに食べられますが、2~3日経つと味にまろみが出ておいしくなります。

☆作って10日位はおいしく食べられます。
☆3枚に卸した秋刀魚の中骨は2つに切り、片栗粉をまぶして、身を揚げる時に2度揚げをして少し塩を振るとカリカリとした「骨せんべい」になります。

 平成20年「南魚沼」郷土食・伝統食コンクールでアイデア賞を頂き、『南魚沼地域の郷土料理』改訂版(新潟県食生活改善推進委員協議会南魚沼支部発刊)に掲載された、我が家の正月料理の1つです。
 姑の時代に紅白なますにから揚げ魚を加え、私になって刻むことを楽しんで糸なますにしました。包丁を良く砥ぎ、1㎜を目標に刻んでいます。
 我が家の巻年始の料理は昔のままでとても簡素ですが、年始で何が一番大切かと考えた時、祖先を同じくする者が一同に会し、年頭の挨拶を交わし、祝いの酒を酌み交わすことと理解し、負担にならない昔のままを大事に続けています。

●料理知って得・情報

お供え餅のこんな食べ方もあります

 我が家のお飾り(お供え餅)は、床の間用大1・他に小7重ねです。以前は鏡開きになると硬くなり食べるのがとても大変でしたが、今はアラレになって食べられる日を、楽しみに待つようになりました。

1、鏡開きの時神棚から下げたお供え餅は、ボール紙製菓子箱又は適当な大きさの段ボール箱に入れて、ファンヒーターの上で乾燥させる。
2、乾燥が進むと手で適当な大きさにできるので、形は餅任せで1㎝位に出来たところから、順次油で狐色に揚げる。軽く1掴みでフライパン1つにふくれます。
3、ペーパータオル等を敷いて余分な油を取り、軽く塩を振る(紙袋にあられと塩を入れて振る方法もあります)。
☆油の冷たい時から入れたのと、適温になってから入れたのでは仕上がりの表情が違い、面白いので両方を楽しんでいます。
☆食べた時に芯があり、カリッと揚らないのはまだ乾燥が足りない証拠です。もう少し待ってください。
☆乾燥させる時は、決して菓子缶に入れないで下さい。カビが生えます。
☆良く乾燥させると夏も越せます。

2)鮭の押し寿司

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【材料】(米 5カップ分)
・紅鮭…1/4身
・合わせ酢
・酢…カップ1/2
・砂糖…大さじ3と1/2
・塩…小さじ4
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〈用具〉
押し寿司用の型…内径20×26cm位のバット3枚
(私は、重なるバットが使い良いのでそれを使っています。2枚に詰め、1枚は押し蓋として使います)。


【作り方】
①鮭は薄く(3〜4mm)削ぎ切りし、軽く塩をして30分ほど置き、酢で洗って甘酢に5分ほど漬ける。(甘酢は、出来上がったすしを切るときに使うので捨てない)。
②バットにラップを敷き、その上に鮭を隙間無く並べる。
③ご飯を容器に分けて入れ、平らにならしラップで覆う。
④容器を重ねて重石(5kg位)をする。
⑤容器の上にまな板をのせてひっくり返して空け、ラップは付けたままで切り、器に盛り、テーブルに載せる。

☆鮭を切る時、皮を付けたまま、皮を下にしてまな板に置き、1枚ずつ薄く切りながら皮から身をはずしています。
☆鮭にラップがついていることで、宴席の間テーブルの上においても鮭が乾かず、おいしく頂けます。残って生がえった時は、焼いて食べます。
☆我が家の親戚の新年会用料理です。私が長く座敷を留守にすることを夫が嫌うので、はじめからテーブルに乗せて置けるようにと、毎年頂く紅鮭で作り始め 16、7年になります。半日くらい前から作って置けるので、支度の忙しさも分割できます。

3)我が家流「いとこ煮」

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【材料】5人前
・大根…600g
・里芋(皮をむいて)…250g
・打ち豆…25g
・みそ…大さじ4
・さとう…大さじ1.5
・油…大さじ2
・水…2カップ位

【作り方】
①大根は3〜4cm位の乱切り。里芋も同じ位の大きさの乱切りにして良く洗ってぬめりを取っておく。
②鍋に油を熱し、大根に油を絡ませる程度にザッと炒める。
③水・打ち豆を入れて蓋をし、最初は強火で、煮立ってからは火を弱めて大根に箸が刺さるようになるまで煮る。
④砂糖・味噌を入れ、味が広がってから里芋を入れて、落し蓋をして中火で軟らかくなるまで煮てできあがり。焦げ付きやすいので、時々鍋を揺すってください。
〈注1〉大根は煮るのに手間がかかり、里芋は煮崩れしやすいので、最初から鍋に一緒に入れて火にかけてはいけない。
〈注2〉里芋(特に魚沼の土垂)は味の付いた中に入れないと、粘りが凄いことになるので、必ず味をつけてから入れる。

姑に教えて頂いたおかずの1つで我が家ではみんなが大好きです。
農家だから、打ち豆さえあれば何を作ろうか迷った時すぐ作れますので、打ち豆は切らしません。生前は舅が、今は夫が味噌を造った残りの大豆で打ち豆作りをして、有難く使わせて貰ったりもしています。

4)鱈汁

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【材 料】4人分
●生鱈……………1匹
●ねぎ……………1本
●豆腐……………½丁
●みそ(自家製)…50g
●水………………4カップ位
●しょうが………少々

【作り方】
①鱈は胸ビレの後方から包丁を入れて切り、卵・白子以外のはらわたを取り除く。
②たらの身を適当な大きさに切り分ける。(スーパー等ではすでに切り分けてパックされているので、これを使えば簡単です)
③鍋に、切り身と分量の水(鱈の背中が隠れる量)と分量の⅔ の味噌を入れ、火にかける。
④煮立ってきたら弱火にして、アクを丁寧に取りながら15分位煮る。
⑤ねぎを入れて強火にし、残りの味噌と豆腐を入れ、煮たってきたら味を調え、火を止める。
⑥器に盛り、細切りしょうがを上に散らす。

この辺りでは、昔から三ゲツの毘沙門様(3月3日の浦佐裸押し合い祭りを
指した言い方)をお参りした戻り(帰り)に鱈を買って帰りました。鱈料理
と大崎菜のおひたしは、〝近づく雪解けの春〟を告げるこの季節の味です。
※鱈は煮付けがおいしいのですが、鱈汁も良いものです。
※生前に食用鯉を飼っていた、今は亡き舅から教えて貰った『鯉こく』の作り
方を応用しています。
※『鯉こく』は、子供が小さかった頃、私は小骨がのどに刺さらないように、
骨まで食べられるようにと圧力鍋を使っていましたが、鱈汁の場合は鯉ほど
の小骨も無いので、簡単に仕上げています。

5)我が家流シチュー

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【材料】(5人分)
●シーフードミックス…100g
●ほたて…150g
●手作りベーコン…50g
●じゃがいも…250g
●玉ねぎ…250g
●にんじん…100g
●ブロッコリー…適宜
(以上、およその分量)
・・・・・・・・・・・・
ホワイトソース用
●コーン缶…1缶
●ローレル…2枚
●固形コンソメ…1個
●塩…小1
●水…2カップ
●生クリーム…100cc
●バター…25g
●薄力粉…35g
●牛乳…500cc

【作り方】
じゃがいも・玉ねぎは大きめに、にんじんは小ぶりに切ります。
鍋に少量の油を入れ、玉ねぎを先に甘味を出すように炒め、じゃがいも・にんじんを入れて、野菜の頭が少し出ている位の水・シーフードミックス・ローレル・コンソメ・塩を入れ、アクを取ったら蓋をし、軟らかくなるまで煮る。

★「ホワイトソース」をつくる。

野菜を煮ている間、隣のコンロにフライパンをかけ、分量のバター・小麦粉を入れてターナー・竹しゃもじ等を使い、弱火で ねっとり→ザラッ→タラッ となるまで炒め、温めた牛乳を100cc位・100CC位・100CC位・残りと小分けにして入れてよく伸ばす。
1回目・2回目でダマを無くして置かないとなめらかに仕上がらないのでここでは丁寧にする。
バターで小麦粉を炒める時、火が強いと、きれいなホワイトソースにするのが難しい。
ホワイトソースを作っている間に野菜が柔らかくなっているので、の鍋にを入れ、粗挽きコショーを振り、味の調整をして出来上がり。

※ シーフードを肉とかベーコン・ハム・ウインナー等にまた野菜もその時手元にあるものに変えてもそれぞれの味がしておいしい。
※ ベーコンは25年位前、夫が「鮭の燻製が食べたい」と言ったことから、農業改良普及所から資料を頂いて作り始め、多い時は豚片バラ(約5kg)を一時に燻製にしたりして楽しみました。昨年から夫が楽しんで作っています。
※私が極力手作りをするようになったきっかけは、30年位前に新潟市での記念講演で西丸震哉氏から、要約すると「農薬・化学物質は体内に蓄積され排出できません。しかし女性は排出出来ます。それは出産と授乳があるからで、体内で濃縮されたものが子供に移されるのです」と聞かされ、物凄いショックを受けたことです。幸いなことに農家ですから、いずれは親となる子供達の体に少しでも悪いものを入れない様にと、無農薬野菜と原材料を使って添加物を控えた手作り料理に方向転換し、今日に至っております。

6)茶豆の豆味噌

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【材料】
茶豆(大豆)…1カップ
味噌…40g
さとう…大匙2

【作り方】
①豆は一晩水に浸けて十分にふやかす。
②フライパンに①の水を切って入れ、冷たいままの油を豆が隠れるまで入れ、コンロの火をつける。
③最初は強火、煮立った状態になったら中火にする。
④火力によって違いますが、およそ15分位経過し、泡が少なくなり、豆が浮いてきたら出来上がりが近いので弱火にし、豆をかじって揚がり具合を確かめながら水分を飛ばします。
(注)豆が薄狐色になり、オロッこくなってきたら火を止める。
⑤フライパンの油を他の容器(油こし器等)に移し、豆に砂糖・味噌をいれ、味噌の水分を飛ばしながら豆に絡めて出来上がり。
(注)このタイミングが1番難しい勘どころで5秒、10秒の世界です。揚げ方が足りないとクシャッとなり、カリッとした状態にすると⑤の段階で焦げっぽい豆になります)

☆我が家の常備菜の一つで、豆がオロッこくて歯の悪い年よりも食べられます。
☆毎年味噌つくりをして残った大豆(エンレイ)を使っていますが、今回の茶豆は食べ切れず畑に残った枝豆を熟させたものです。
☆少々時間のかかるおかずですが、大豆を業者に頼んでハゼてもらうと、5分で出来ます。1升はぜて貰うと結構楽しめます。
☆味噌は自家製で、砂糖は控え目です。
☆味噌は 大豆10kg・ 米(糀用)10kg・ 天塩5kgでグループで楽しんで作っています。

7)五目本ふかし

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【材料】
・もち米…5合
・人参…60g
・ごぼう…60g
・干しいたけ…大3枚
・干ひじき…8g
・むきくるみ…30g
・だししょうゆ天大匙5(米1合に大匙1)
・酒…半カップ
・しいたけの戻し汁、又は水半カップ
・2段蒸し器

【作り方】
①もち米は8時間くらい、しいたけは芯がなくなるまで2時間くらい、ひじきは30分くらいほとばす。
②蒸し器1段目にたっぷりの湯が沸騰するまでに、ごぼうは笹がきに、にんじんは細い場合はささがきに、太い場合は細めの千切りに、しいたけは千切りにする。
③セイロにふかし布(あみ)を濡らして広げ、もち米を入れ、沸騰した蒸し器1段目にセイロ(2段目)を載せ、ふたをして強火でふかす。
④隣のガスで、熱した鍋に油を入れ、ごぼう・しいたけ・人参・ひじきを入れて油を絡める。
⑤材料にしいたけの戻し汁・だししょうゆを入れ少し硬めに煮る。
⑥もち米に芯がなくなったら(ふけが上がって30分位)大きいボール等に移し、5、にお酒を加えて汁気たっぷりの具材を混ぜ合わせる。
⑦混ぜ合わせた未完成五目ふかしを、もう一度ふかし布を敷いたセイロにいれ、強火で10〜15分ふかして完成。
⑧すぐに木製の半切り・おひつ等、又はボールに移し、木綿の布を掛ける。
⑨ 器に盛り、上にむきクルミを散らして出来上がり。
※さらしを幅の倍丈2枚を、はぎ合わせた物を1枚作っておくと、用途が広くて便利です。

煮ふかし

①あらかじめ具材を刻んでおく。
②釜で研いですぐのもち米と分量のしょうゆとしいたけの戻し汁、酒を含めて水加減をし、良くかき混ぜる。(水加減は米の80%)
③刻んでおいた具材をいれ、普通に炊く。
混ぜおこわ

もち米にお酒を加えて白く炊き、具材は油を絡め分量のしょうゆだけで水気が無くなる様に煮絡めておき、混ぜ合わせる(混ぜおこわ)方法も在ります。

※煮ふかし・混ぜおこわは、少し味が落ちるのですが、釜で炊く簡単なふかしです。
※煮ふかし・混ぜおこわの場合、水加減は酒・調味料も含めてもち米の80%が良いようです。
※釜で炊く場合、水が足りなくてメッコ飯になった時、怖くないので蒸し器で強火でふかしてください。むしろ水が多すぎるより良くなります。

8)クレソンの胡麻味噌和え

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【材料】
・クレソン…370g
・にんじん…350g
・ごま…70g
・さとう …大匙3
・味噌 …大匙3

【作り方】
① クレソンは茹でて3cmに切る。
② にんじんは4mm位の千切りにし、好きな硬さに茹で、ざるに取る。
③ すり鉢に炒り胡麻をいれ、しっとりするまで良くする。
④  ③に砂糖・味噌を入れてすり、①②を混ぜ合わせる。

※ 我が家に嫁いだ時から高齢者と暮らす生活が長いので、軟らかい料理が多いです。“弱い者に合わせるのが原点”を大事にしています。

我が家の包丁
 刃渡り25cmのハガネの牛刀と、同じ材質のぺティナイフを使っています。私は百姓だから、草刈鎌を研ぐうちに包丁を研ぐことを覚えました。 新しく購入した時は、一晩掛けて気に入った刃に研ぎ出してから使います。
自在に使い(刺身を切り、桂むきや細工もする)出来上がりをきれいにするには包丁の切れ味を良くして置くことが絶対条件と思っています。

9)ニシンと山椒の葉の漬物

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【材料】
・一口大に切ったニシンと同じ位の料
・にしん(本乾) …350g
・山椒の葉…適宜(70g) 
・酒…3カップ
・みりん…100cc
・しょうゆ…100cc
・さとう…100cc

【作り方】
①身欠きにしんは米のとぎ汁に浸けて一晩置く。
②みりん・酒・醤油・砂糖を合わせて煮立て冷ます。
③容器に山椒の葉と、一口大に切った身欠きにしんを交互に入れ、上から②をいれ、浮き上がらないように皿等で軽く重石をする。
④翌日に味見をして、足りないものを補う。

※山椒の葉を最初は香り付けに少々入れていたのですが、食べてみたらおいしかったので、近年は身欠にしんと山椒の葉のかさが同じ位入れて、葉も一緒に食べています。
※山椒の葉は冷凍にしておくと一年中利用できます。私の正月用漬物のリストにも入っており、酒の肴に喜ばれています。
※身欠にしんを切らないで同様に漬け、漬け上がってから焼いてたべるのもまたおいしく、亡き舅は大好きでした。

≪山椒の葉の冷凍の仕方≫

若芽は香りが弱い気がして、葉が開いて、でも硬くならない時に(6月中旬ごろ)収穫しています。 春に出た芽(枝)を枝かきし、さっと洗って水を切り、ジッパー付き冷凍用ポリ袋に詰め、ギュッと巻きながら空気を追い出してジッパーを止め、冷凍保存しておく。 使う時は、冷凍のままスナゴいてください。
10)山たけのこと身欠きにしんのこぶ味噌

10)たけのこ味噌

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【材料】(5人前)
・山たけのこ(切ったもの)…100g
・身欠きにしん(半生)…100g
・長切り又は早煮昆布…10g
・打ち豆…10g
・干し椎茸…1個位
・みそ…30g
・砂糖…小匙2
・油…大匙1.5

【作り方】
①昆布は砂を落とし、ボールで昆布がゆっくり隠れる水に浸して太らせる。
②身欠きにしんは、1.5cm位に切って鍋に沸かした熱湯の中にくぐらせて湯を捨てる。
③ほとびた昆布は1cm幅位に切る。
④浅鍋(フライパン)にサラダオイルを入れて熱し、まず昆布を入れて軽く炒め、椎茸の戻し汁と昆布の漬け水と足りない分は水で昆布の姿が隠れるまで入れ、打ち豆・3〜4mm幅に切った椎茸・さとう・2/3量の味噌の順に入れる。
⑤落し蓋をして最初は強火で、煮立ったら弱火でコトコトと煮る。(約20分位)
⑥昆布が何とか食べられる位の硬さに煮たら、残りの味噌を解かして入れ、身欠きにしんとたけのこをなべに半々に分けて入れて落し蓋をし、煮上がってきたら時々鍋を振って上下を入れ替えながら、煮詰める。

身欠きにしんと山菜はとても相性が良くて、私の好きな組み合わせの1つです。
夫が砂糖を嫌い、甘さを控えた味です。以前から「我が家の料理は美味くない。でもごはんが沢山たべられる」と言っていたのですが、正にそのとおりの味ですから、食べてみて足りないところは各ご家庭の味に調整すると良いと思います。

11)かぼちゃの牛乳煮

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【材料】(5人分)
・かぼちゃ…400g
・牛乳…300cc
・砂糖…25g
・塩…ひとつまみ
・バター…10g

【作り方】
①かぼちゃは、適当な大きさに切る。
②鍋にかぼちゃとゆっくり被る位の水を入れ、煮立ってから2分位で煮汁を全部こぼす。
③鍋のかぼちゃが隠れるくらい牛乳を入れる。
④砂糖・バターを加え、煮立ってきたら火を中火にして塩を入れ、穴あき・又は小ぶりの落し蓋をしてかぼちゃが軟らかくなるまで煮る。
⑤少し煮崩れする位まで煮た方がおいしい。(焦げない程度まで煮詰めてもおいしいです)
⑥盛り付けは、汁も持たせて下さい。

※牛乳が嫌いとおっしゃる方にも喜んで頂けたりします。
※かぼちゃは、砂糖としょうゆで味付けをするときも、バターを10g程度加えることで、一味違ってとてもおいしくなります。その場合、しょうゆは入れ過ぎないようにしてください。

12)きゅうりのからし漬け

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【材料】
・きゅうり…2kg
・粉からし…35g(小袋1)
・砂糖…400gg
・塩…90cc(5勺)

【作り方】
①…きゅうりは尻・頭(かしら)を取り、洗ってザッと水を切り、乾かないうちにポリ袋に入れる
②…分量の砂糖、塩、粉からしをボールに入れ、よく混ぜ合わせる
③…②を①のポリ袋にきゅうりの上から振りいれ、簡単にきゅうりに行き渡らせてサッと空気を抜き、口を輪ゴムで止めて調理台の上等に放って置く。
④…2〜30分するときゅうりが水分を出し、下方の調味料がねっとりしてくるのでひっくりかえして粉を下にする。これを2〜3回繰り返す。
⑤…3時間ほどしてきゅうりが落ち着くと中から空気が出てくるので、抜いて口を止めなおし、冷蔵庫に入れる。
⑥…漬けて半日位から食べられ、日を追うごとのおいしさを味わい、2週間位経てもきゅうりの緑が残っている重宝な漬物です。
⑦…きゅうり1kgでしたらアイラップが丁度良いです。

※ナスを漬ける時は、ボールでミョウバンと洗って尻・頭(かしら)を除いたナスを良くかき回し、それから②〜⑤の順に作業を進めます。

※きゅうり漬けは私のオリジナルではなく、10年以上も前に駒形定子さんに教えていただいたものですが、“漬物桶が要らない・簡単・おいしい”でみなさんの評判が良いので、今回駒形さんに了解を頂きましての紹介です。
砂糖だけオリジナルは500gですが、20%控えた我が家好みの味にしてあります。

13)ドジョウ汁

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【材料】(4人分)
・ドジョウ…両手に1つ位
・ごぼう40g
・豆腐…半パック
・ネギ…適量
・出し味しょうゆ…大さじ2
・酒…少々

【作り方】
① 取ってきたドジョウは生の大豆と一緒にバケツ等の真水に2〜3日、放して泥を吐かせる。(生の大豆が骨を柔らかくすると聞きました)
② ごぼうを笹がきにしてアクを抜いておく。
③ 鍋に笹がきごぼう、分量の水を入れて火にかける。
④ 泥を吐かせたドジョウをボール・鍋等に入れ、ぴったりのふたを少し開けて一掴みの塩を投げ入れ、すぐに蓋をする。1〜2分で静かになるので、ざるにいれてボールと重ね、逃がさないように注意しながら水で塩を洗い流す。ざるに擦れてヌメリが良く取れる。
⑤ ③が沸騰したらドジョウを入れ、2/3量のしょうゆを入れ、アクを取りながらごぼうが軟らかくなるまで煮る。
⑥ ごぼうが軟らかくなったら残りのしょうゆを入れ、味を調え、豆腐を入れる。お椀に注ぎ、上に薄く刻んだネギをのせる。(ザクザクと切ったネギを出来上がり間際に鍋に入れてもおいしい)。

【ドジョウのから揚げ】

太いドジョウは①、④の後ざるで水を切ってからボールに入れ、上から片栗粉を掛けてまぶし、熱した油で2度揚げをして上から塩少々を振る。(ドジョウの姿の苦手な方にも、これは好評です)。

【私は、3種類のしょうゆを使い分けています】

①色の薄い≪出し味しょうゆ≫→おひたし、お吸い物などに
②≪普通のしょうゆ≫→酢豚、三杯酢など、だしや味りんが邪魔になる時
③私が1㍑のペットボトルに≪普通のしょうゆと味りんを半々に合わせたもの≫→煮物、煮魚などに

14)ナスの丸煮

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【材料】
・大き目の水ナス…1kg(10〜12個くらい)
・砂糖…大匙6
・しょうゆ…大匙5
・にんにく…1玉
・油…大匙3

【作り方】
①ナスは、ヘタを切らずに袴だけとる
②にんにくは、ヘタを切り、皮をむく。
③ナベに油を入れて熱し、にんにく、ナスの順に入れて軽く炒め、ナスの背が出るくらいの水、分量の調味料を入れて穴あき落し蓋、又は小ぶりの落し蓋で強火で煮る。
④箸でナスのヘタを持ちナベから持ち上げたとき、元の1/2くらいの大きさにしぼむようになるまで、焦げ付かないようになべにあたる部分を変えながら煮詰めて出来上がり。

☆私はナスを1日置に収穫し、小さいものは漬物に、大きいものは料理に使います。この料理は、大きいナスを大量消費できます。

15)素揚げナスのにんにく醤油掛け(2品)

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■米ナスの場合■

【材料】4人前
・米ナス…手の大きさなら2個
・にんにく…2片
・青しその葉…人数分
・出し味醤油…大匙2
【作り方】
①揚げ油を火に掛ける。
②ナスは尻かしら(ヘタと花止まり)を取り、ナスの大きさにもよりますが、4〜5cmの厚さの輪切りを1人分とします。
③にんにくはおろして、だしあじ醤油と合わせる。
④ナスを素揚げにする。
⑤器に青しそを敷き、ナスを盛りつけ、にんにく醤油を掛ける。

■水ナスの場合■

【材料】4人前
・水ナス…4個
・バナナピーマン…12個
・にんにく…2片
・だし味醤油…大匙2
【作り方】
①水ナスは袴を取り、縦2つに割って背に包丁目を入れる。
②バナナピーマンは、破裂しないように包丁で傷をつけておく。
③ナスを揚げるときは、背から入れると色よく揚ります。
④バナナピーマンは、手早く揚げます。

※にんにく醤油とナスの素揚げは、にんにくがナスの旨さを一段高く引き出すようで私の好きな食材の取り合わせの一つです。
※我が家は農家なので、普段は水ナスの素揚げは大皿に作りますが売れ行き良好で、酒の肴にも喜ばれています。

16)おはぎ2種(小豆とごま)

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【材料】5人前
・もち米…3合(1合当たり5個)
・“こしあん”小豆…200g
・さとう…160g
・“ごまあん”いりごま…30g

【作り方】
①もち米は炊く直前にとぎ、80%の水加減で炊く。
②小豆のおはぎは、ご飯の量とあんの量を同じ位にするので、ごまのおはぎよりご飯を小さく丸め、こしあんをつける。
③ごまのおはぎは、ご飯を丸めてごまあんをまぶし付ける。

■こしあん■

①小豆は軟らかく煮る(煮汁が多くても構わない)。
②大き目のボール等の容器の上載せたに竹ザルに、1の小豆をお玉に1杯くらい載せ、上から水道水を細く出しながらしゃもじで潰して実を容器に流し落とし、残った皮を捨てる。これを繰り返す。
③容器に小豆水が溜まり、ザルの底に届いたら水道を止めて作業を進める。水道を勢いよく出すと、容器に溜まったあんを流す恐れがあります。
④網ボールに漉し布をかぶせて窪みをこしらえて(又は漉し袋に)容器に溜まった小豆を水と共に流し入れ、水を絞る。
⑤鍋にさとうと④を移し、火に掛けて木しゃもじであんを練る。あんは、砂糖と熱を加えると軟らかくなります。沸騰して飛び散るうちは軟らかすぎで、フゥーと息を吐く状態が、冷めた時に扱いやすい硬さです。飛び散ったあんで火傷をしないように長袖に軍手等で利き腕に覆いをします。

■ごまあん■

ごまをすり鉢で粒がなくなるまですり、砂糖を混ぜる。

※“こしあん”は嫁いできて、孫おばあさんに教えて頂きました。 甘さも硬さも自分に合わせられるので、止められません。
※“こしあん”は、色々な道具も試してみましたが、“竹ざる”と“反りのあるごはんしゃもじ”が、私は一番好きです。
※私は“あん”や“えご”を練る時は、自分で木しゃもじの先をはすに切った物を使っています。とても使い勝手がよいです。

17)千喜良巻の煮色なます

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【材料】10人分
・人参…170g
・牛蒡…200g
・ひじき…10g
・かんぴょう…10g
・こんにゃく(8×14×2cm)1丁
・しいたけ…5枚
・油揚げ…2.5枚
・しょうゆ…1カップ
・酒…1カップ
・戻し汁(シイタケ+かんぴょう)1カップ
・粉からし…20g
・砂糖…300g
・酢…100cc

【作り方】
①…しいたけ・ひじき・かんぴょうはザッと洗って、それぞれに水に浸し戻す。
②…人参・牛蒡は長さ4cm位に切り、3mmの太さに刻む。
③…こんにゃくは、鍋に水から入れ沸騰させてアク抜きをし、1山が4mm位の波型(チーズきりナイフでも良い)で半分の厚さに切り分ける。長さを3等分に切り、2〜3mmの厚さに切る。
④…かんぴょうは4cm丈に切る。
⑤…シイタケは2〜3mm、油揚げは5〜6mmに切る。
⑥…鍋に醤油・酒・戻し汁を入れ、こんにゃく・シイタケ・牛蒡・を入れて落し蓋をし、沸騰したら火を中火にして5分位煮てから人参・かんぴょう・油揚げ・ひじきを入れて煮る。丁度良い硬さになったら火を止め、煮汁を切る。
※量の多いときは、材料のダシの出るものから順番に一品ずつ煮て,“煮上げザル”で他の容器に移します。
⑦…⑥が冷めたら、しっかりと絞ってボール等に移し、砂糖、酢で味を調え、最後に溶いて辛味を出した辛子を合わせて出来上がり。
⑧…お皿に盛り付け、色合いに絹さやの細切り・色付けした春雨・山椒の若芽等々、季節のものを添えます。

※我が千喜良巻では葬儀の時、巻の人たちが“勝手衆”となり、15年前位まで漆の膳椀を組み、葬儀に係わる一切(逮夜:通夜、おヒジ:朝食、お斎:仏事の昼食)のお客様料理と、前後の賄いまでを協力して手作りしていました。近年諸々の事情で“お斎”は料理屋に行く様になりましたが、それ以外はまだ手作りで、施主の親戚、縁者を丁寧におもてなししています(膳や椀は、後の片付けが大変と使われなくなりました)。この煮色なますは、お斎に使われていましたが、今は逮夜の料理にしています。また、彼岸・法事等仏事の時にも作ります。
※今回およその分量を出しましたが、実際は材料の目方を量るわけでなく、指揮する菜頭の経験と勘で料理屋さん顔負け程大量の食材のそれぞれの分量を決め、勝手の女衆が刻み作っています。お客様においしいとお褒めのお言葉を頂戴し、残さずに召し上がって頂ける自慢の料理です。
※身の回りに有る同じ食材を使いながら切り方、組み合わせ方、丁寧に手を掛けた料理の仕方で、幾通りもの見事なお客様料理に仕上げる先人の知恵の『伝統の味』にはいつも敬意を払わされます。

18)ホットケーキと揚げ菓子

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【材料】3人前
・小麦粉(中力粉)…200g(薄力粉も可)
・砂糖…40g
・ベーキングパウダー…5g
・たまご…1個
・牛乳…150cc

【作り方】
①…厚手のフライパンをガスに掛け、180℃位になるようホタル火にしておきます。
②…ボールをはかりに載せ、ゼロに合わせて小麦粉・砂糖・ベーキングパウダーと足し算で入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせます。
③…中央に卵を割り入れ、牛乳を2〜3回に分けて入れながらダマが無いようによく混ぜ合わせます。
④…①のフライパンが熱くなっている事を確認し、油を引き、キッチンペーパー等で余分な油を拭き取って、③を全部フライパンに流し入れます。
⑤…7分位して表面に泡のふくらみが全体にできたら、フライ返しを2つ使って返し、更に7〜8分後ホットケーキの表面に触ってふんわりしてきたら出来上がりです。
⑥…適当な大きさに切って、バターと自家製のイチゴジャムを載せました。
⑦…バター+はちみつとか、カスタードクリーム、りんごジャムも良く合います。
※ご飯の足りない時、砂糖を30gにし、パンの代わりにもします。

【揚げ菓子】

①…砂糖を50gにし、あとは上記③まで同じにあわせ、170〜180℃の油にレンゲ等ですくって入れます。
②…薄力粉を使うと、フワフワに仕上がります。

※35年以上の昔、子供達がまだ小さかった頃から、少しでも添加物の無いものを食べさせたくて作って来たおやつです。ホットケーキにはナイフとフォークを付け、使い方に馴染ませました。遊びに来る子供達も、喜んでくれたおやつです。

19)やくもち

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【材料】
・米粉…1kg
・大根菜…1kg(茹でて刻んだもの)
・みそ(自家製)90g
・ダシの素…少々
・サラダオイル…大匙2

【作り方】

■菜っぱあん■

①…大根菜は、茎をつまんでつぶれるくらいの硬さに下ゆでをし、5〜7mm位に刻んで軽く絞っておく。
②…フライパンに油大匙2を入れて熱し、①を入れてザッと混ぜ合わせ、ダシの素・味噌を入れ、出てきた水が無くなるまで煮る。(これをご飯に混ぜると、菜飯)

■やくもち■

①…米粉をコネ鉢に入れ、熱湯を入れて粉と混ぜ合わせてから、コネはじめる。
②…熱湯を加えながら、耳たぶ位にこね上がったら、濡れ布巾を掛け30分から1時間くらい寝かせる
③…硬くなっているので、再び熱湯を加えながら、軟らかめの耳たぶ位までよくこねる。
④…たっぷりの水を入れ、目皿を入れた大き目の茹で鍋をかける。
⑤…③を100gくらいの大きさに分け、菜っ葉あんも同数に分ける。
⑥…⑤の皮を手のひらに軽く伸ばして、取り分けた菜っぱあんを包みまるめ、水で濡らしたバット等に、隣とくっつかないように離して並べる。
⑦…鍋の湯が沸騰したら、⑤を重ならないように入れ、底にくっつかないようにご飯しゃもじ等で底から離し、軽く沸騰続けるように火力を調節し、浮き上がってきたら(10分以上かかる)穴あきお玉等でバット等に掬い取る。
⑧…焼き網を熱し、7、を並べ、軽く焦げ目が付くまで焼く。

※旧大和町では、昔からやくもちと言ってきました。
※粉の配合は色々ありますが、我が家ではウル粉100%の皮に砂糖を使わない“野沢菜の煮菜”“大根菜の味噌あん”のやくもちが好きです。
※私は大根の収穫時に、外葉を取り除き、半量位になった柔らかい部分を3抱え分位の量、大なべで茹でて刻み、1回に丁度良い量(我が家は350g位)をアイラップに入れ、1,5cm位の厚さにして、冷凍しておきます。毎年20袋位作り、冬季に菜めしや、やくもちを楽しんでいます。

20)白和え

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【材料】5人前
・にんじん…75g
・こんにゃく…75g
・ほうれんそう…25g
・ごま…25g
・豆腐…1パックの1/4(100g)
・砂糖…20g
・塩…小さじ1/4

・煮汁
 水………150cc
 さとう…大匙1/2
 塩………小さじ1/4

【作り方】
①…豆腐はキッチンペーパー、又はきれいな布巾に包み、皿等の重石をしてざるに入れて水を切る。
②…にんじん、こんにゃくは(長さ4cm、幅6〜7mm、厚さ2mm位の)短冊に切リ、煮汁の中で好みの硬さに煮る。
③…ほうれん草は茹でて4cm位の長さに切り、しっかり水を切る。
④…すり鉢にゴマを入れ、ねっとりとして来るまで“すりこ木”で丁寧に擂る(する)。
⑤…水の切れた豆腐を④に入れ、豆腐の粒々がなくなリ滑らかになるまで“すりこ木”で丁寧にする。
⑥…砂糖、塩をいれてよくすり、味が平らになったら中に②③を入れ箸でよく混ぜ合わせる。

※昔のお客様料理の定番です。
※④に、豆腐を粉砕機(よめっこさん)に入れてクリーム状にしたものを入れ、すり鉢で擂り合わせると簡単に滑らかに仕上がります。
※すり鉢は大きい方が仕事が楽です。我が家のすり鉢の内径は約37cmあります。
※すりこ木は、夫が屋敷内の直径7cmほどの凸凹の山椒の枝を削って作ったものです。