「ワタナベ加工」  代表 渡辺健一さん

★「仕事professional」コーナーでは、南魚沼地域の各業種におけるプロを紹介しています。

 

 

 

 

「アクリル板のオーダー加工」で定評のある南魚沼市大崎、「ワタナベ加工」渡辺健一さん(56)に話を聞いた。

 

=開業・特徴

私は、地元の高校を卒業後、首都圏のアクリル製品の店舗什器の量産工場に入社。その後、企業向けの企画制作会社の陳列什器やディスプレイの開発部門に勤務。2010年に地元南魚沼市にUターン。翌年2011年に量産工場や開発部門での経験を活かし、個人店舗や一般の人向けに企画・開発・製作が出来たらと考え「ワタナベ加工」を開業しました。ワタナベ加工は、既製品ではなく、あくまでオーダーメイドである試作、製作・OEM製品・リメイク製作・材料の切り売りまで承っています。主に取り扱う素材はアクリル樹脂ですが 木・陶・紙・布・金属など、それぞれの良さを活かし、シンプルで一工夫したモノづくりを行っています。なお、1個からでもオーダー製作を承っておりますので、お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。

=所属団体

私は、次のイベントの会員や実行委員として活動し、出展や販売も行っています。

「新潟県クラフトマンクラブ会員」=県内のモノづくり(主にクラフト製品)を生産する人々の集まりで展示販売会などを通じて、新潟のものづくりを発信している。

「越後妻有クラフトフェア実行委員」=陶磁、木工、染織、ガラス、金属、アクセサリー、雑貨、など、さまざまな分野のハンドメイド・手作り作品が全国から集まり、作家自身が展示・販売を行うイベント。

「越後湯沢クラフトフェア実行委員」=湯沢町観光まちづくり機構や湯沢町商工会などでつくる越後湯沢クラフトフェア実行委員会が主催し、プロの工芸作家が手がけた作品を展示販売を行う。

「うおぬま手もんづら実行委員」=『手もんづら』とは、魚沼地方の方言で「手づくりのもの」という意味で、魚沼市響の森公園で開催されるクラフトフェア。

=将来の目標

キッチン、リビング、デスク周りほか、ペット関連グッズまで、便利で快適になるような皆様に喜んでいただけるアイデア製品を今後も、手がけて行きたいと思っております。

「ワタナベ加工」:南魚沼市大崎1751-2・電話090−4600−6515

 

(雪国新聞 10月3日掲載)

古典落語と音楽パフォーマンスを満喫  第2回ゆざわ寄席

第2回ゆざわ寄席(湯沢で落語を楽しむ会主催)が15日、湯沢カルチャーセンターで開かれ、来場者約90人が柳家小平太さんの落語、のだゆきさんの音楽パフォーマンスを満喫した。

寄席を主催した「湯沢で落語を楽しむ会」(津山隆夫代表)は、湯沢町をはじめ地域の人たちに本物の落語や演芸を気軽に楽しんでもらおうと、落語好きの湯沢町土樽、津山隆夫さん(76)が仲間6人に呼びかけ4月、「湯沢で落語を楽しむ会」を発足。5月10日、最初の落語会となる「ゆざわ寄席」を、湯沢カルチャーセンターで開催し、好評だった。

古典落語「棒鱈」と「幾代餅」を披露した柳家小平太さん
頭でピアニカを演奏し、会場を沸かせた、のだゆきさん

この日の「第2回ゆざわ寄席」では、最初に古典落語を得意とする柳家小平太さんの「棒鱈」に続き、のだゆきさんが学校教材のピアニカとリコーダーを使ったお笑い音楽パフォーマンスで会場を沸かせた。再度、柳家小平太さんが「幾代餅(いくよもち)」を披露し、来場者は盛んに拍手を送っていた。

左から、津山隆夫さん(湯沢で落語を楽しむ会代表)、柳家小平太さん、のだゆきさん=「第2部トークショー」

第2部「トークショー」では、出演者2人がプライベートやエピソードなどを紹介し、来場者の質問に答えた。秋田県出身の柳家小平太さんは「父と母が秋田にあるわらび座の団員で、そんな環境で育った。また、落語は師匠の話しを聞きながら覚えなければいけない。私は、34歳で入門したので、若い弟子らと違って落語を覚えるのに大変苦労した。私は、師匠の許可を得てノートに書いて覚えた」などの苦労話も披露したほか、来場者のリクエストで第九の独唱を披露する一幕もあった。また、のだゆきさんは、東京音楽大学大学院を修了。学生時代からピアニストとして活動するが2009年から、ピアニカやリコーダーを使った笑いの音楽パフォーマーになったきっかけも語った。

湯沢町の髙橋花子さん(74)は「夫も私も落語が大好き。今日は、小平太師匠の古典落語『棒鱈』『幾代餅』の2席も聴けてよかったし、とても感動した。落語って本当に奥深いと思う」と満足げに話していた。

湯沢で落語を楽しむ会では今冬に、「第3回ゆざわ寄席」の開催も予定している。同会の副代表、高波大吾さん(42)は「2回目の開催で、スタッフも徐々に勝手がわかってきた。湯沢では、文化的なイベントが少なく感じるため、今後も定期的な開催に心掛けたい。会を続けて行くためにもぜひ大勢の皆様に足を運んで下さいますようお願い申し上げます。また、会場や木戸銭、出演者などはいずれもまだ未定ですが決定次第、皆様お知らせいたします」と話している。

(雪国新聞 9月26日掲載)

障害福祉サービス事業所(就労支援) 「セルプこぶし工房」 施設長 鵜川一寛さん

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障害福祉サービス事業所(就労支援) 「セルプこぶし工房」 施設長 鵜川一寛さん

 

 

 

「働く喜び、健康、つながり」がキャッチフレーズ。利用者自身が自立を目指し、ひとりひとりの個性や能力に合った働き方や働く場を提供している南魚沼市塩沢、社会福祉法人南魚沼福祉会「障害福祉サービス事業所セルプこぶし工房」の施設長、鵜川一寛さん(58)に話を聞いた。

 

 

=南魚沼福祉会の創業・自己紹介

昭和62年7月15日社会福祉法人南魚沼福祉会設立。現在は、阿部聡が理事長を務め南魚沼市と湯沢町に高齢者施設3施設・障がい者施設5施設、計19拠点を運営しており、「セルプこぶし工房」は、障がいのある方が、自立した日常生活や社会生活を営むことができるよう必要な支援を行っています。私、鵜川一寛は、地元の高校から県内の栄養士専門学校に進み、地元の病院勤務を経て、1992年に社会福祉法人南魚沼福祉会へ入職し、特別養護老人ホームに勤務、2018年に現在の事業所セルプこぶし工房の施設管理者として配属されました。

=業務内容・セルプこぶし工房の特徴

個々の障がい特性に合わせた丁寧な支援と多様な作業・訓練を行っており、工房では、オリジナルの手工芸品とブレンドコーヒー、ジャガイモの焼き菓子などの自主製品を塩沢駅前のつむぎ通り「軽トラ市」や「雪譜まつり」、同工房の「福祉まつり」などで販売しているほか南魚沼市上野の関興寺で出張出店や道の駅、郵便局での委託販売も行っています。また、昨今は官公庁、企業からの作業依頼も増え、少しずつ活動の場を広げています。

=趣味・仕事以外の活動

趣味は楽器演奏(ギターほか)で、地域のイベントなどで「六日町jazzクラブバンド」をメインとし、「笹川正子&ジャズクインテット」のメンバーとしても演奏活動を行っています。また、新潟県栄養士会魚沼支部の支部長を務めさせていただいており、地元新聞やコミュニティFMラジオなどで,食と栄養の情報や旬の食材、身近な食材を使用した簡単レシピなども紹介しています。

=将来の展望や目標

セルプこぶし工房は開設20年を迎え、少しずつ規模拡大をして来ましたが今後は、さらに地元企業様や地域から、様々なご要望に応えられるよう務め、高齢者も障がい者もともに居心地良く過ごせる共生サービスにも取り組んで行きたいと思っています。

障害福祉サービス事業所(就労支援)「セルプこぶし工房」
南魚沼市塩沢1379−4・電話025−782−6550

 

(雪国新聞 9月19日掲載)