
JR越後湯沢駅が、1925年に開業して100周年を迎え「越後湯沢駅開業100周年イベント」が1日、越後湯沢駅で開かれた。
快速「越後湯沢駅100周年号」(長岡〜越後湯沢間)の運行をはじめ在来線ホームやコンコースでは、スタンプラリー、子ども駅員体験、ロゴを使用したオリジナルグッズの販売などが行われた。また、東口駅前広場では、ゆざわマルシェなども開催され、多くの来場者でにぎわった。
入場券を買い求めようと長蛇の列にならぶ、南魚沼市市野江丙の足立知彦さん(49)は「今日、私が接した限りでは沿線や駅に来られた多くの鉄道ファンは、ルールを守って撮影されていたと思う。このように多くの人たちが訪れるような時は、地元側でも駐車場所やトイレ案内などの受け入れ態勢を整えることでもっと、活性化に繋がる思う」と話していた。

在来線ホーム1番線では、長岡駅発、12時20分に到着した「越後湯沢駅100周年号」の客車が飲食や休憩もできる「トレインラウンジ」として開放。多くの来場者が座席の座り心地を確認したり、車両内外の細部まで写真を撮る熱心な鉄道ファンの姿が見られた。その後、長岡行きとなる同列車の発車前、出発式が行われ、田村正幸町長、中島宏明駅長ほか、雪雷(ゆきおろし)太鼓保存会(森本佳美会長)の演奏やSLばんえつ物語号のキャラクター「オコジロウ」と北越急行の「ホックン」が盛り上げた。発車時刻になると中島駅長と田村町長の出発合図で列車は汽笛を響かせ長岡に向け発車。ホームに詰めかけた多くの鉄道ファンらが見送った。出発式で、雪雷太鼓を披露した湯沢小学校4年生の菊地一歩樹さん(10)は「私は、小1から太鼓をやっています。今日はたくさんのお客さんでびっくりしましたが練習どおり楽しく演奏できました。太鼓を続けて来て良かったです」と話していた。


(雪国新聞 11月14日掲載)」

