唯一の新入生を在校生が大歓迎 栃窪小学校

たったひとりの新入生の笛木七葉さん(6)が、緊張した面持ちで入場=9日、南魚沼市立栃窪小学校入学式

南魚沼市栃窪の特認校、栃窪小学校(井口幸太郎校長・児童10人)で9日、入学式が行われ、たったひとりの新入生の笛木七葉さん(6)が、9人の在校生や教職員をはじめ来賓らに拍手で迎えられ、緊張した面持ちで入場。式では、井口幸太郎校長が「七葉さんが来るのをみんなで待っていました。学校には優しくて頼りになるお兄さんやお姉さんがいるのでわからないことがあれば何でも教えてくれるので安心してください。また、挨拶ができるようにしてください。早寝、早起きをして規則正しい生活を送るためにも毎日、朝ご飯を食べて学校に来てください。学校での出来事をおうちで話してください」と七葉さんにエールを送った。また、児童を代表して6年生の帆刈楽さんが「七葉さんが入学してくれることを楽しみにしていました。栃窪小学校にはたくさん良いところがあります。例えば休み時間にはドッチボールや鬼ごっこをしたり、みんな仲が良いところや田植えや草刈りアート、自然観察教室などのたくさん楽しい行事があります。また、先生たちも優しく、困った時には話しを聞いてくれます。ドキドキしているかもしれませんが困ったときには何でも聞いてくださいね」と歓迎のことばを述べた。また、七葉さんの父、笛木雄太さん(41)も「これからの6年間、とにかく元気で過ごして、いい思い出をたくさんつくってほしい」と笑顔で話していた。

在校生が七葉さんに歓迎メッセージ
七葉さんを囲んで全員で

(雪国新聞 4月18日掲載)