旧三国街道の宿場町であった三俣集落で、伊米(いめ)神社祭礼が行われた。
本祭りは毎年12日に行われ、裃に袴姿の神社総代に守られており、烏帽子と水干(すいかん)姿の「輿丁(よてい)」4人で担ぐ神輿には菊の御紋が施されている。天狗を先頭にした神輿の行列は、榊(さかき)、梵天(ぼんてん)、神旗(みはた)、神官、顔を白く塗って金色の「天冠(てんがん)」を被る女児2名の稚児(ちご)などが連なる。
「お休み処」の脇本陣池田家では、江戸時代そのままの座敷で神官などが休憩をとった。座敷から見える道路で、地域の婦人グループの舞踊や湯沢小学校3年生44人が「南中ソーラン節」を披露。「どっこいしょ、どっこいしょ、ソーラン、ソーラン」と元気に声を出しながら踊る姿に、声援が送られた。
踊り終えた女子児童は「最後にジャンプして、ヤーとするのが難しいんだけど、ちゃんとできて良かった」と笑顔。湯沢町三俣の関清太郎さんは「お神輿を担いでワッショイワッショイとやらない、珍しいお祭り。ずっと残していってほしい」と話していた。
池田家当主が講演会を開催
三俣の旧本陣「池田家」の18代当主、池田誠司さん(74)が雪国館で講演を行った。テーマは「三国街道 三国峠の戦い」。町内外から約40人が参加した。
講演の中で池田さんが協力を願い出ると、2人の参加者が手をあげた。池田さんの願いは、三俣宿が焼き払われなかった説について、そのやりとりを再現したいということ。池田さんが用意した原稿を2人が読み上げ、
「この村を救うためには、たとえわが身は打首、八つ裂きなろうとも心残りはございません。どうしても火をつけるというのであれば、まずこの首を打ち落としてから」と原稿を読むと、もうひとりが「あいわかった」と答え、会場からは拍手が上がった。
終了後、池田さんは「やりとりの再現で会場が盛り上がったのを見て嬉しかった。やってよかったと思った。予想以上に多くの方から来てもらえて感謝している」と話していた。
湯沢町一之町の南雲良正さん(84)は「劇場型でやってみたのが面白かった。池田さんは本当によく勉強されたなあと思う」と話した。
復興支援2018「与六市 夏まつり(夕市)」
700人が参加「SOスクール・北辰」
「SO(スペシャルオリンピックス)スクール・北辰」が8日、南魚沼市余川の北辰小学校(鷹巣大城校長)で開催され、児童生徒や保護者、会場となった北辰小学校児童やボランティアスタッフを含め総勢約700人が参加した。
コシヒカリの里宣言した 大巻小児童が元気に田植え
今年度で閉校となる、南魚沼市四十日の大巻小学校(古田島真樹校長)で5月31日、学校田の田植えが行われ、 全校児童をはじめ保護者やボランティア、国際大学の留学生7人、五日町小学校の5年生13人も参加した。
作業の前に「コシヒカリの里」宣言