150年前(慶応4年)の旧三国街道を検証

「慶応4年戊辰の湯沢と魚沼を語る」が昨年12月28日に開催され、町内外より8名の参加があった。主催と会場は湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」。
町内在住の高橋貞良さん(78)が所有している湯沢宿の古地図で、明治時代の宿の様子を検証した。

写湯沢宿の古地図を検証しているようす(=2018年12月28日、撮影:瀧沢巳千雄さん)

大般若塚での戦いから三国峠を下り、浅貝宿、二居宿、二居峠、三俣宿、八木沢、芝原、七谷切、湯沢宿、関宿、塩沢宿、六日町宿・・・と地図で辿った。
お茶請けには旧三国街道沿いの各宿にある老舗の品が出された。湯沢は億萬屋の「駒子もち」(当日は悪天候により、丸屋製菓店の「しんこ餅」から変更)、関宿はみどりやの「石打まんじゅう」、塩沢宿は大津の「ハッカ糖」、六日町宿は今成漬物店の「山家漬」。町内から参加した小林守雄さん(87)は「こんげにうんまい(こんなに美味しい)漬物があるなんて知らんかった」と話し、感激していた。

プレートの左から駒子もち、石打まんじゅう、ハッカ糖、山家漬

トークイベント「昔の雪国生活を語る」 1月3日 雪国館

トークイベント「昔の雪国生活を語る」が1月3日、湯沢町歴史民俗資料館「 雪国館」で開かれる。  湯沢町出身・在住の田村正夫さん(87)、魚沼市出身で湯沢町在住の小林守雄さん(87)、津南町の石沢今朝松さん(88)が、昔、どのように暮らしていたかを語る。 「88年も生きてきた、そういう経験を後生の人たちに向けて話したい」と石沢さん。小林さんと田村さんも「いまの人にたまげられるような話をしたい」と意気込んでいる。 ▽日時=2019年1月3日㈭午後2時〜 ▽会場=雪国館2階受付前スペース ▽料金=入館料(大人500円、小中学生250円)のみ、予約不要。 ★問い合わせ=雪国館☎025ー784ー3965。

左から石沢さん、小林さん、田村さん(=道の駅みつまた)