こんな時こそ星空をみよう

 自宅にこもりきりの昨今、こんな時こそ星空を眺めて気分転換を」と呼びかける南魚沼市欠之上の風間浩一さん(65)=写真=。
 風間さんが星に興味をもったのは4、5歳の頃、星空の中に動く点を見てその不思議さに感動し、小学校高学年の頃には、図書館で星雲の写真集に感動し、ますます星に魅了されたという。現在は「星の世界を知れば知るほど他の情報とのリンクが強く、それをきっかけに更に、やりたくない勉強をしなければならないところが興味の泉」と話す。現在は、新潟県子ども会育成連合会の指導研修部で、子どもたちが星空に目を向け、星や自然を通じて健全育成の精神を学んでもらおうと活動を行っている。
 天の川は七夕だけではなく1年中見ることができ、織り姫は「こと座」のベガ、彦星は「わし座」のアルタイル、2人を乗せて天の川を渡る船は「はくちょう座」のデネブ(船ではなく白鳥に乗って飛び越えるという話もある)。七夕伝説は諸説あるが、牛飼い牽牛(けんぎゅう)と機織(はたおり)の織姫。王様ので2人は交際を始めたが、働き者だった2人は働きもしないで毎日デートばっかり。王様は「付き合うのはあいならん!」と2人を、川の両側に引き離すと、今度は悲しんで益々働かなくなってしまう。王様は困り果て1年に1回、7月7日の面会を許可した。2つの星の間は15光年も離れているので、1年に1日だけでは無理だが『愛は時空を超える』ようだ。また、宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」は、夏の大三角形のはくちょう座からさそり座を通り、南十字星まで天の川(銀河)の星の間を列車に乗って旅をする話。梅雨の雨空、外出自粛で家にいることも多いこの時期。興味のある方は読んでみては!?
 「新型コロナウイルスでうつむいてばかりいないで、晴れた日には星空を見上げれば、何かいいことがあるかも」と語る。 なお「望遠鏡を使わない星空観望会」の開催や「魚沼地域のゆる〜い星空グループ」の立ち上げを目指している。

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