花岡山を美しい里山に  関興寺で桜の植樹祭

伊藤園「わたしの街の未来の桜プロジェクト」とコラボ

株式会社伊藤園(本庄大介社長)は、全国で行っている桜の植樹・保全活動「わたしの街の未来の桜」プロジェクトの一環として、南魚沼市上野の関興寺で地域住民、檀家、関係者らがシダレザクラ1本、ソメイヨシノ6本の記念植樹を行った。

石打地区まちづくり協議会の清水明事務局長、南魚沼市観光協会の南雲武士会長、林茂男市長、伊藤園上越地区営業部の経澤箕己男部長、杉岡明全住職(左から)=5月25日、関興寺

伊藤園では、2019年2月に「お~いお茶」発売30周年を記念し、「日本の春の象徴として古来より愛されてきた桜を未来につなぎ、咲かせ続けたい」という願いを込め、公益財団法人日本さくらの会と協同して全国で桜の植樹・保全活動を行っている。

きょうだい3人が力を合わせてソメイヨシノの植樹に挑戦

この日、境内では関興寺米のおにぎり、味噌なめたか…の関興寺汁などが振る舞われ、沼田市の「薄根ふるさと太鼓」のパフォーマンスに続いて、杉岡明全住職、伊藤園の経澤部長、林茂男市長らが記念植樹式を行い、一般参加者による植樹が行われた。きょうだい3人で参加した石打小学校6年の林響さん(11)、3年の林旭さん(8)、保育園年長の林陽彩さん(5)は「桜を植える貴重な体験ができてうれしかったし、桜が咲くのが楽しみ」と笑顔で話していた=写真=。

杉岡住職は「市のふるさと里山再生整備事業をうけ『花岡山夢プロジェクト』の会を立ち上げ様々な整備事業を行っている。今日は、皆様のおかげで活動の第1弾となる植樹祭ができたことに感謝。植樹に参加した子どもたちが大きくなった頃にはもっと美しい景色となるよう、未来に希望が持てる花岡山にするためにも地域の皆様や南魚沼を愛する人々の力をお借りしながら今後も努力したい」と意気込む。

「石庭を眺め、心を癒やしていただきたい」と語る住職=京都、龍安寺の石庭より大きい幅30m×奥行き10mの関興寺石庭

(雪国新聞6月7日掲載)