南魚沼市寺尾の正眼寺で2日、今年4月から建築中の庫裡(くり)の上棟式が行われた。檀家や地域住民ら約150人が見守るなか、棟上げを祝い、今後の工事の無事を願った。正眼寺は、1541年(天文10年)に開創。山号(=寺の名称に冠される称号)は大應山(だいおうざん)、本尊は釈迦牟尼仏、檀家約550件、曹洞宗の寺である。新しくなる「庫裡」(=寺院の台所にあたる建物、住職やその家族の住む場所)は、1階が高床式基礎コンクリート、2階と3階が木造の延べ床面積は約434㎡で年内の完成予定。

時折、激しい雨が降るこの日、檀家や関係者らの記念撮影に続き、庫裡内では、仏式と神式での上棟式が行われ、内藤玄昭住職(43)が災難を取り除き、幸福を招く読経「清災呪」(しょうさいじゅ)に続き、大平建設工業社長、大平岩夫さん(73)による祝詞奏上(のりとそうじょう)などの神式の儀式が行われた。内藤玄昭住職は「改築か新築にするか2019年に検討をはじめて6年。建て替えに決まったが、今年4月に工事を開始。おかげさまで今日、上棟式を迎えることができ皆様に感謝と同時にホッとしている。新しくなる庫裏は3階建てで大きく立派な建物。バリアフリーにこだわり、エレベーターも完備となる事でより多くの皆様が気軽に寺にお越しになれると思う」と話していた。
引き続き、脇棟梁による弓弾きの儀や鏡開き。最後に、地域の子どもたち、住民らが待ちに待った「餅まき」が行われ、60キロの餅やお菓子と住職自ら紅白のリボンを通したという5円玉、50円玉も撒かれ、集まった住民らは縁起物の餅を拾おうと懸命に手を伸ばしていた。


(雪国新聞 8月15日掲載)