
南魚沼市恒例の夏の風物詩「魚野川鮎まるかじり祭」が23日、南魚沼市六日町の魚野川河川敷で開かれ、約4700人が来場し、祭りを満喫した。鮎まるかじり祭は、同実行委員会(富所真太郎委員長)主催で今回が25回目となる。今回は約4500匹の鮎を用意し、実行委員会とボランティア約120人が会場運営スタッフとして参加。

開催前の16日早朝から、ボランティアが河川敷の草刈り作業を行い前日には、焼き場をはじめ客席、電気関係ほか会場準備を行った。開催当日、全長20メートルの焼き場では、陽射しと炭火の熱さを堪えながら汗をタオルで拭いながら鮎を焼くスタッフ。その焼きたての鮎を求める来場者の長蛇の列ができ、ステージでは歌やダンス、アフリカン太鼓・ジャンベ、ジャズ演奏などが披露され、来場者はステージショーを観賞しながら焼き上がった鮎を片手にビールで乾杯し、祭りを満喫した。

実行委員会の実行委員長、富所真太郎さん(51)は「暑いなか、今年も大勢の皆様にお越しいただき心より感謝申し上げます。毎年『魚野川と坂戸山を眺めながら味わう鮎とビールは格別で最高!』とご好評をいただいております。さっそく、来年に向けて反省点を改善しながら、より多くの皆様に愛される祭にするために努力してまいりますので来年も是非、お越しくださいますようお願い申し上げます」と話している。
(雪国新聞 9月5日掲載)