設立25周年を迎えた塩沢歌舞伎保存会が南魚沼市塩沢牧之通り、旧大塚薬局で開催中の「塩沢歌舞伎のあゆみ展」で7日、記念講演会を開催。同展では、過去の公演写真をはじめ、江戸から明治期にかけての公演年表、公演で使った衣装の展示、公演動画の上映ほか着物や帯で作ったバッグや枕なども販売しており、多くの市民や観光客が訪れている。

この日は、鈴木牧之記念館の笛木孝雄館長(69)が「北越雪譜が描いた江戸時代の芝居」をテーマに講演。昭和初期に文庫化された「北越雪譜」を誰もが手軽に購入し、読めるようになったこと。江戸時代の雪中歌舞伎での照明や音響の方法や当時の倹約令、風俗統制で役人による地歌舞伎への取り締まりの様子などの解説に来場者は興味深げに聞き入っていた。
塩沢歌舞伎保存会、太田喜一郎会長(77)は「あゆみ展開催中は、何度もお誘い合わせの上お越しいただきお茶を飲んだりして、ゆっくりご覧になっていただきたい」と話す。塩沢歌舞伎保存会は2月21日、「第42回しおざわ雪譜まつり」で午後3時から、鈴木牧師記念館前の野外ステージで「自作歌舞伎『ます釣り』」を披露する。なお「塩沢歌舞伎のあゆみ展」は2月28日(午前10時~午後4時)まで開催。入場無料。

(雪国新聞 2月20日掲載)
