新潟市の(株)アクアデザインアマノが提唱するネイチャーアクアリウム哲学と日本の豊かな自然に触れる、訪日外国人向け「ジャパンツアー」一行が14日、南魚沼市上野の関興寺を訪れ、ネイチャーアクアリウムの原点である日本の自然や文化に触れ、その本質を体感した。
アクアデザインアマノは、自然界の水景をそのまま切り取ったように再現する「ネイチャーアクアリウム」を2015年8月に亡くなった創業者、天野尚氏が提唱。鑑賞魚よりも鑑賞用水草を重視しているブランドとして世界的に知られている。また、写真家としての天野氏は、アマゾン、ボルネオなどの熱帯雨林の撮影に力を注いだ。
この日は、アメリカ3人、メキシコ1人、インド2人(UAEアラブ首長国連邦ドバイ在住)の計6人ほか、アマノの随員2人、地元インバウンドガイド2人、観光タクシースタッフも参加。訪れた一行はさっそく、総門右手にある樹齢400年以上の杉の大木「長寿の大木」に抱きつきパワーをもらい=写真=。関興寺開祖、普覚円光禅師・白崖宝生(びゃくがいほうしょう)和尚にちなみ名付けられた「白崖池(びゃくがいいけ)」について杉岡住職からの解説に耳を傾けた。引き続き、本堂で杉岡明全住職から足の組み方、正しい姿勢、呼吸法などの作法について丁寧な指導を受け、座禅を体験した。また、本堂前、枯山水庭園「寂庭(じゃくてい)について庭師、阿部澄夫さん(77・㈲真澄社長)が「座禅も、禅の庭園も同じ考えに基づき日常生活からの雑念、執着から少しずつ心を離していく助けとなるのが禅宗寺における庭園である」と解説。参加者は庭を眺めながらつかの間の静寂と癒やしの空間の世界に浸っていた。
アメリカ(シアトル)から参加した、スティーブン・ウォルドロンさん(55・熱帯魚小売業)は「日本の文化に興味があり、2年間で4回来日している。座禅をすることで心が平安になり、今日は雨も降っており、世界と一緒になるということがより感じられた」と話していた。




(雪国新聞 10月16日掲載)



