
株式会社大平建設工業 代表取締役 大平岩夫さん

この地を知り尽くした職人集団が「一意専心」の気持ちで夢のかたちを作り上げる」がモットー。南魚沼市上原の株式会社大平建設工業、代表取締役の大平岩夫さん(73)に話を聞いた。
=創業・業務内容と特徴
弊社は、1970年4月1日に私の兄大平重男(2006年没)が創業。1979年1月に株式会社大平建設工業に改組しました。私、大平岩夫は、南魚沼高等職業訓練校を卒業後、大平建設工業に入社し、2003年12月、兄の後を継ぎ代表取締役に就任しました。
また、弊社では2013年から、60歳以上であれば、自立・要介護を問わずご入居いただけるサービス付き高齢者向け住宅「うららか」(南魚沼市八幡)を運営しており、質の高い介護とサービスで入居される方々に、「安心」をご提供しております。
弊社は長年、多様化する現代住宅のニーズに応え、多くの施主の皆様に家作りのお手伝いをさせていただいております。この雪国の気候に合った木造軸組工法を基に様々な住宅に対応している日本の伝統技術を今の時代に伝承し、社寺建築や船枻(せがい)造りを得意とし「何百年も息づく存在」を多く生み出してきました。また、日本人が落ち着く木のぬくもりを大切に家族団らんの場、家族が心と体が休める場、安心して過ごせる場を提供しようと取り組んでまいりました。本物にこだわり、この地で生まれ、この地で育ち、この地を知り尽くした生粋の職人集団が「一意専心」の気持ちをもって今後も、より多くの施主様に夢のかたちを作り上げてまいります。
=仕事以外の過ごし方や活動
時間があるときは、釣りをしたり、温泉巡りをしたり、のんびりと時間を過ごすのが大好きです。
また、北辰少年野球元監督、南魚沼相撲連盟顧問などを務め、この地域のスポーツ振興のために少しでもお役に立てるように活動も行っています。
=今後の展望・目標
建設業界は昨今、少子高齢化による労働力不足、働き方改革、資材価格の高騰など様々な課題を抱えていますが、若年層の育成、よりよい労働環境の整備に務め、弊社の熟練してきた伝統建築の技術を継承するための取り組みに努力して行きます。
株式会社大平建設工業:南魚沼市上原405-4・電話025-775-2288
(雪国新聞 9月5日掲載)
マイカー無料点検や警察車両・消防車・クラシックカーなど大集合! 9月7日 イオン六日町店駐車場
新潟県自動車整備魚沼協議会(山田学協議会長・田村敦分会長)は、9月7日午前10時〜午後4時まで、イオン六日町店駐車場の特設会場で自動車整備魚沼協議会・与六市・南魚沼市合同でイベントを開催。

今回は、同協議会が自動車ユーザーに自動車の構造及び点検・整備についての知識と理解を広めようと1986年から実施している「マイカー点検キャンペーン」をはじめ、組み立てたミニ4駆をコースで走らせレースも楽しめる「親子ミニ四駆教室」、好きなミニカーを釣り上げる「ミニカー釣り」、重機、レッカー車、観光バス、警察車両、消防車、クラシックカーなど展示・販売の「安全運転教育・車関係」ブースでは、珍しい各車輌の撮影も行える。そのほか、「与六市」ブースでは、子供縁日、キッチンカーブース、ビンゴ大会、バザーなども行われ、移動販売車も出店する。


田村敦分会長は「地域の皆様に喜んでいただけるイベントを通して今後も、魚沼地域の交通安全と地域の発展に貢献できる活動を続けていきたい。同日は、ご家族やお友だちをお誘い合わせの上、皆様のご来場をお待ちしています」と話している。
(雪国新聞 9月5日掲載)
4500匹の鮎の炭火焼きをまるかじり 魚野川鮎まるかじり祭

南魚沼市恒例の夏の風物詩「魚野川鮎まるかじり祭」が23日、南魚沼市六日町の魚野川河川敷で開かれ、約4700人が来場し、祭りを満喫した。鮎まるかじり祭は、同実行委員会(富所真太郎委員長)主催で今回が25回目となる。今回は約4500匹の鮎を用意し、実行委員会とボランティア約120人が会場運営スタッフとして参加。


開催前の16日早朝から、ボランティアが河川敷の草刈り作業を行い前日には、焼き場をはじめ客席、電気関係ほか会場準備を行った。開催当日、全長20メートルの焼き場では、陽射しと炭火の熱さを堪えながら汗をタオルで拭いながら鮎を焼くスタッフ。その焼きたての鮎を求める来場者の長蛇の列ができ、ステージでは歌やダンス、アフリカン太鼓・ジャンベ、ジャズ演奏などが披露され、来場者はステージショーを観賞しながら焼き上がった鮎を片手にビールで乾杯し、祭りを満喫した。


実行委員会の実行委員長、富所真太郎さん(51)は「暑いなか、今年も大勢の皆様にお越しいただき心より感謝申し上げます。毎年『魚野川と坂戸山を眺めながら味わう鮎とビールは格別で最高!』とご好評をいただいております。さっそく、来年に向けて反省点を改善しながら、より多くの皆様に愛される祭にするために努力してまいりますので来年も是非、お越しくださいますようお願い申し上げます」と話している。
(雪国新聞 9月5日掲載)
南魚沼の農業は我々が変える 南魚沼の若者がコメ工房株式会社を設立

「地元の農業を我々で変えよう」とマーケティングに秀でた南魚沼の若者が集まり、SNSやネットで南魚沼の素晴らしい自然や米の魅力を全国に発信し、米の販売を行う「コメ工房株式会社」を南魚沼市塩沢の学習塾MSP内に設立し、本格的な活動を開始した。
代表取締役の林俊さん(25)は、六日町高校卒業し、東洋大学に進学。経営学を学びながらアルバイトでバーの店長を務め、アプリ開発にも携わるなど多彩な経験を積み、大学卒業後は、Webシステム開発会社に入社。その後、サイバーエージェントやAmazon出身者が立ち上げたマーケティング企業「株式会社SOKKIN」に転職。デジタルマーケターとしてスキルを磨き、身につけたデジタルマーケティングの知識と熱意を持って2025年、故郷へUターンした。
林さんは、物心ついたころから父子家庭で、家では無口な父と、祖父母に支えられながら暮らし、人と話すのがとにかく苦手で、友達ともあまりうまく話せないような子どもだったという。
「それじゃダメだと思い、自分を変えようと、バーでバイトしたり様々な経験を通して、少しずつコミュニケーションを学んできた。地道にコツコツやるのは昔から得意で大学から社会人として東京で過ごすなかで、『やっぱり自分は南魚沼の自然、ごはん、人の温かさが大好き』だと気づいた。ちょうどそんな時、令和の米騒動のニュースを見て『美味しいお米を作っている南魚沼の農家でさえ、儲かっていない──』ことには、ショックだった」と話す。
さっそく、東京の仕事を辞め、地元に戻ってきた林さんは、農家で農作業を手伝いながら、地元出身の大学生や地元社会人と共に、空いている時間にSNSやネットを通して、南魚沼のお米や風景の魅力を届けようと「こだわり米工房 南魚沼」の発信を開始。総フォロワー数、約1・5万人を達成した。
林さんは「ぜひ一度、『こだわり米工房 南魚沼』で検索していただき、地域の皆様に、こういう活動をしている若者たちを知っていただけたら嬉しい。また、お米の保存施設や販売サイトの整備ほか、今後の活動などを広げていくために『クラウドファンディング』にも挑戦することに。僕たちの活動は、まだまだ未熟で、失敗もあると思うが『地元を元気にしたいという気持ち』は本物で本気です。ぜひ、皆様の力を貸して下さい」と話している。
同社では今後、雪室の見学施設やおにぎり屋開店なども目指し、魅力ある南魚沼の情報を発信しながら観光地としても盛り上げていきたいと意気込んでいる。
問い合わせは、電話080-6801−3524まで。
(雪国新聞 8月29日掲載)
檀家や地域住民が祝う 南魚沼市 正眼寺庫裡の上棟式
南魚沼市寺尾の正眼寺で2日、今年4月から建築中の庫裡(くり)の上棟式が行われた。檀家や地域住民ら約150人が見守るなか、棟上げを祝い、今後の工事の無事を願った。正眼寺は、1541年(天文10年)に開創。山号(=寺の名称に冠される称号)は大應山(だいおうざん)、本尊は釈迦牟尼仏、檀家約550件、曹洞宗の寺である。新しくなる「庫裡」(=寺院の台所にあたる建物、住職やその家族の住む場所)は、1階が高床式基礎コンクリート、2階と3階が木造の延べ床面積は約434㎡で年内の完成予定。

時折、激しい雨が降るこの日、檀家や関係者らの記念撮影に続き、庫裡内では、仏式と神式での上棟式が行われ、内藤玄昭住職(43)が災難を取り除き、幸福を招く読経「清災呪」(しょうさいじゅ)に続き、大平建設工業社長、大平岩夫さん(73)による祝詞奏上(のりとそうじょう)などの神式の儀式が行われた。内藤玄昭住職は「改築か新築にするか2019年に検討をはじめて6年。建て替えに決まったが、今年4月に工事を開始。おかげさまで今日、上棟式を迎えることができ皆様に感謝と同時にホッとしている。新しくなる庫裏は3階建てで大きく立派な建物。バリアフリーにこだわり、エレベーターも完備となる事でより多くの皆様が気軽に寺にお越しになれると思う」と話していた。
引き続き、脇棟梁による弓弾きの儀や鏡開き。最後に、地域の子どもたち、住民らが待ちに待った「餅まき」が行われ、60キロの餅やお菓子と住職自ら紅白のリボンを通したという5円玉、50円玉も撒かれ、集まった住民らは縁起物の餅を拾おうと懸命に手を伸ばしていた。


(雪国新聞 8月15日掲載)
ほぐしやnico 代表 遠藤さゆりさん

生涯健康毎日笑顔をキャッテフレーズに自然体で心と身体を癒す南魚沼市塩沢の「ほぐしやnico(ニコ)」代表の遠藤さゆりさん(57)に話を聞いた。
=開業・サロンの特徴
私は、六日町女子高等学校、長岡市のビジネス専門学校を卒業後、事務職や健康に関わる仕事をしてきました。その後、2011年、自宅2階に「ほぐしやnico」を開業させていただきました。
当サロン「ほぐしやnico」の特徴は、しっかりカウンセリングをし、不調の原因を探り、心のケアもします。一人一人に合う施術で、不調を元から改善します。強くない、痛くない心地よい施術で、柔らかな筋肉に戻します。施術だけでなく、生活習慣や食生活のアドバイス、ストレッチなどのアドバイスも行っており、カラダも心も癒され、リラックスしていただけるサロンです。
全身ほぐし、フットケア、ヘッドマッサージ、内臓ケアで、硬くなっているカラダをゆるめます。
また、腸ケアアドバイザーとして腸から整える「腸のお話講座」も行っております。人間に、最初につくられる臓器は腸です。ほとんどの生物には(脳がない生物もいますが)腸があります。それだけ、腸は大事なものなんです。腸からくるカラダの不調・病気・ココロの不調・お肌の不調のお話をし、不調の軽減、改善をしていくためのお話しさせていただきます。
また、アロマコーディネーターとして、エッセンシャルオイルを使い、お腹のマッサージやボディトリートメントも行っています。自然な植物の香りや作用でカラダも心も健康的に癒されます。
=趣味・仕事以外の時間
趣味というか私は、料理を作ったり、漫画本を読んだり、散歩することが好きです。また、幼い頃から動物が好きでわが家には、シーズーとパピヨンのミックス犬「ラッキー」(12歳・雄)とゴールデンハムスターの「みたらし」(1歳・雄)がおり、いつも彼らに癒やされています。
今、団体などには所属はしていませんが子供が好きなこともあり以前は、小学校の土日サポートのお手伝いをしていました。
=今後の目標
現在、サロンが自宅2階なので、将来はいろんな年代の方にもお越しいただけるよう「1階のサロンにしたいなぁ」と思っています。
ほぐしやnico:南魚沼市塩沢1023-5・電話090-7418-2522
(雪国新聞 8月8日掲載)
関興寺に特別出店 セルプこぶし工房「こぶ平CAFE」
南魚沼市上野の関興寺境内にある「禅Cafe Nirvana(禅カフェ ニルヴァーナ)」に26日、セルプこぶし工房「こぶ平CAFE」が出張出店し、冷たい飲み物で喉を潤し、小物雑貨を買い求める多くの市民や参拝者らで賑わった。


南魚沼市塩沢のセルプこぶし工房は、社会福祉法人南魚沼福祉会(高齢者施設3・障がい者施設5)を運営する就労移行支援・就労継続支援B型・就労定着支援事業を行う障害福祉サービス事業所で、障がいのある方が、自立した日常生活や社会生活を営むことができるよう必要な支援を行っている。また、塩沢駅前のつむぎ通り「軽トラ市」に出店しているほか雪譜まつり、同工房の福祉まつりなどにも出店している。
こぶし工房施設長、鵜川一寛さん(58)は「関興寺様の委託で6月から毎週木曜日に、清掃作業を行っている。そこで、弊所の自主製品などの販売する場をお借りしたいと住職に相談したところ快諾をいただき、今回の出張出店が実現した。なお、8月23日にも出店させて頂きます。弊所の利用者やスタッフにとって、より多くの皆様からお越しいただく事が、とても励みになります」と話す。
また、南魚沼市姥島新田の根津美里さん(68)は「お寺さんにあるカフェ「ニルヴァーナ」も珍しいがさらに、福祉施設とのコラボによる出張販売「こぶ平CAFE」は、福祉や地域のためにも素晴らしい活動だと思う」と話していた。


(雪国新聞 8月8日掲載)








