「ジャパン・アウトドア・リーダーズ・アワード2024」で優秀賞(自然体験村 武宮敬介さん)

 日本各地でアウトドア活動を通じて地域の人づくりに貢献している人を表彰する「ジャパン・アウトドア・リーダーズ・アワード2024」(同運営委員会主催)が3月13日、東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれ、自然体験村代表・日本ジョセササイズ協会南魚沼支部長の武宮敬介さん(43)が優秀賞を受賞した。武宮さんは8日、南魚沼市役所を訪れ、林茂男市長に受賞の報告を行った。

 同表彰は、2017年から、コロナ禍の2021年を除き7回目。今年は、プロ登山家の竹内洋岳氏が選考委員長を務め、全国から51人の応募者から奨励賞2人、武宮さんを含む優秀賞6人が選ばれている。

 武宮さんは、20年間南魚沼市で行ってきた体験村の子どもキャンプやリーダー育成、若手育成、そしてジョセササイズ(=除雪でエクササイズの略。除雪は労働ではなくエクササイズであるという考え)など、それぞれの活動の継続性や影響力が評価され優秀賞に選ばれた。武宮さんは「20年間南魚沼市の方たちに助けられながら行ってきた活動が一つの形になりました。今後も、この地域の良さをより多くの子どもたちや訪れる人たちに感じてもらえるように努力したい。また、コロナ禍で途絶えていた、南魚沼市の子どもたちを沖縄に連れて行く交流会も再開するので、交流先の金武町と共に整え、双方の子ども達にとって良い体験の機会となるようにがんばりたい」と意気込んでいる。

林市長と「南魚沼市の良さ、あふれる魅力についてどのような活動を行うべきか」を熱く語り合う=8日、南魚沼市 市長室

(雪国新聞 4月19日掲載)

LAVOCEⅡ「こうのとりの贈り物」コンサートに向けて 南魚沼市民会館

 南魚沼市民会館音楽アドバイザーの鈴木規子さん(60)が8月12日、市制20周年記念事業として「20年のありがとう鈴木規子と愉快な仲間たち〜『こうのとりの贈り物』」コンサートを開催する。

本番のステージ衣装で告知用の写真撮影

現在、出演メンバー11人が本番に向けて熱心練習に取り組んでいる。この日は、披露曲の入念な練習に続いて、全員が本番衣装を着用し、告知用の写真撮影も行われた。

 コンサートを主催する鈴木規子さんは、国立音楽大学声楽科卒業、東京芸術大学別科音楽修了。イタリアや南ドイツにて多数のコンサートに出演し、1994年にトルトーナ国際音楽コンクール声楽部門第3位受賞。帰国後は自身の音楽活動のほか2004年から「Studio VOCE(ストゥーディオ ヴォーチェ) 」を主宰し、こどもから大人までピアノ、声楽のレッスンを行っている。2005年から、南魚沼市のオペラ合唱団うおぬまLirica(リリカ)や南魚沼市少年少女合唱団を指導し、2008年に南魚沼市歌を作曲家遠藤実氏の立会いで録音して発表した。

 鈴木さんは「南魚沼市で活動を始めて20年。これまで元気に活動させていただいたことに感謝しております。また、常々『こもりうた』は赤ちゃんが初めて出会う歌であり音楽。そんな、こもりうたが当たり前に歌われ、聞かれ、流れるように祈り、歌の大好きな仲間たちと、幼児から大人まで楽しんでいただけるコンサートにしたい」と話している。また、出演者の阿部歩実さん(28)は「4月から社会人(教員)としてスタートする私にとって、今回のステージは大事な節目になると思う」と意気込んでいる。

練習は、真剣ながらもいつも笑顔が絶えない

同コンサートでは、古川圭子さんの指揮、上村明子さんのピアノで鈴木規子さんと音楽仲間が「ゆりかご」「勇気100%」「ひまわりの約束」「大人のための3つのこもりうた」などほかの歌声を披露する。

チケットは、4月21日から南魚沼市民会館(電話773−5500)、イトー楽器(電話757−6307)で販売。

(雪国新聞 4月5日掲載)