インターウィンドウ株式会社 代表取締役 中俣政利さん

★「仕事professional」コーナーでは、南魚沼地域の各業種におけるプロを紹介しています。

南魚沼産コシヒカリを使用した製粉事業、電力経費削減事業、地域商品開発などの地域振興を目指した事業を展開している南魚沼市坂戸のインターウィンドウ株式会社、代表取締役、中俣政利さん(66)に話を聞いた。

=創業・弊社の業務内容と特徴

私は、1978年に六日町高校を卒業し、日産サニー新潟西販売に入社。その後、平成元年に岩原観光株式会社入社し、平成16年11月に岩原観光を退社。平成17年6月、インターウィンドウ株式会社を設立しました。ちなみに、社名の由来はinter(相互)window(窓口)で、南魚沼産コシヒカリの製粉事業・きな粉やコーヒー・お茶などの製粉・新電力代理店業で地域振興を目指し、様々な事業を展開しております。「製粉事業」については、他社の米粉と違い、吸水性・保水性が抜群の米粉を製造しています。また、アルファ化の米粉も製造可能です。製粉事業は、平成20年から開始し、魚沼地域では最初に米粉に取り組みました。取り組んだ理由は当時、国内各地に米粉の製造会社が全国にできていましたが、弊社は、利益のために米粉製造をしたわけではなく、栄養価の高い「玄米」をどうしたら普及できるかを主眼においています。これは、例えば東京の会社が、南魚沼産コシヒカリを入手し製粉を施しても、それは地場ブランドではないと私は思っており、地域の会社が地域の食材を活用するからこそ意味があると考えています。
「新電力代理店業」は、平成24年から開始し、魚沼地域では最初の事業となります。当時、三国峠を越えて営業に来ていた会社は皆無だったと記憶しております。電力会社の理由によって、新電力は紆余曲折がありましたが、弊社を信用してくれている企業様には満足いただけていると思います。しかし、最初は「眉唾(まゆつば)」に思われましたが、おかげさまで今では、その効果や真実性が実証され、誰もが認める確かなものとなりました。また、私はこの制度をこの地に普及させた自負がありますし、単に価格だけでなく、寄り添った提案なども行なっておりますので、多くの皆様から信頼をいただいており、各企業様の経費削減にもお役に立っております。
=今後の展望や目標
「歳はくっても、新しいことには貪欲に!
可能性は、まだまだある」と信じて今後も活動したいと思っています。

インターウィンドウ株式会社:南魚沼市坂戸51―14 電話025-788-1199

(雪国新聞 5月1日掲載)

越後姫を未来に繋げたい 湯沢いちご村がクファンで支援を呼びかけ

幻のいちごを守り親子で湯沢を盛り上げたいと親子で協力してクラファンを立ち上げた林舜さんと林信一さん

新潟限定で県外にはほとんど出回らない幻のいちご「越後姫」を栽培している湯沢町神立の雪国アグリパーク「湯沢いちご村」。開設当時から栽培技術責任者を務める林信一さん(54)と長男の林舜さん(26)が、設立20周年を機に、老朽化したハウス設備や古くなったHPを一新し、「全国の皆様に最高の『いちご体験』を届けよう」と親子で協力してクラウドファンディングを立ち上げた。

父、信一さんは、温泉とスキーしかないと言われてきた越後湯沢に、新しい楽しみを作りたい一心で農園を立ち上げ、新潟県内でしか出回らない幻のいちご『越後姫』を育て続けてきた。

信一さんは「地元をはじめ県外、そして海外からも来てくださるお客様が、もぎたての越後姫を頬張り『美味しい‼』という笑顔が私たちの一番の支えです。また、クラファンの提案をしてくれた
息子の会社のお米を返礼品に用意しました」と話す。一方、息子の舜さんは、大学卒業後、Webシステム開発会社やマーケティング企業でデジタルマーケターとしてスキルを磨き、2025年に故郷へUターン。南魚沼の素晴らしい自然や米の魅力を全国に発信し、米の販売を行う「コメ工房株式会社」を設立。今回、クラファンのリターンには「冷凍越後姫」や「いちごアイス」に加え、コメ工房株式会社の「極上南魚沼産コシヒカリ」を用意している。また、湯沢町や南魚沼市は少子高齢化が進み今後、益々貴重な若い人材が都会に流出していずれ若者が全くいない地域になってしまうことを危惧。地域と子供、大人の繋がりを密にする地域食堂・子ども食堂が重要な役割を担っていると考え「子どもたちにお腹いっぱい食べてほしい」との 願いに共感してくれる人に向けて湯沢や南魚沼の地域食堂・子ども食堂に米を寄付しながら、いちご村を応援できる代理寄付プランも用意している。

舜さんは「20年間父が守ってきた、いちご村の施設の老朽化や高額すぎる暖費の話を聞き、何か貢献できないものか思い、この度クラウドファンディングを提案しました。また、このクラウドファンディングでいちご村を再建するだけではなく、子ども食堂へのお米の寄付を通して、その先にある『地域の笑顔』を皆様と一緒に作り上げたいです!どうか皆様、この挑戦を応援いただけると嬉しいです」と呼びかけている。

湯沢いちご村クラウドファンディングは、6月28日まで実施=https://camp-fire.jp/projects/938880/view

(雪国新聞 5月15日掲載)

懐かしいグッズに囲まれサックスの音色と共に食を楽しむ  サックスの音色と共に昭和平成を懐かしむ会

南魚沼市小栗山のほてる木の芽坂は「サックスの音色と共に昭和平成を懐かしむ会」を開催し、昼と夜の部をあわせ160人が昭和レトロと懐かしの味わいを楽しんだ。

懐かしの昭和歌謡からフォーク、童謡まで、サック演奏を聴きながら昭和メニューを堪能=4月29日、南魚沼市小栗山のほてる木の芽坂

同ホテルでは、数年前から昭和をテーマにした展示やイベントを開催しており、昭和100年の節目の昨年、「昭和100年祭り」を開催した。今回の「サックスの音色と共に昭和平成を懐かしむ会」も昨年同様、魚沼市の「魚沼レトロ化計画」(桜井治代表)の協力で昭和のおもちゃ、レトロゲーム、レコード、映画ポスターなどの展示やゲームを提供。食事会場でも、レトログッズの展示や射的、スマートボールコーナーも設けられ参加者がゲームに興じる姿も見られた。魚沼レトロ化計画は、櫻井治代表(64)が幼少期に住んでいた旧宅を、昭和グッズを展示する「エリア878魚沼博物館」として2012年に開館。それら「昭和グッズは街おこしに使える」と考え、仲間と「魚沼レトロ化計画」を立ち上げた。また、客席中央ステージでは、群馬県みなかみ町在住のテリー齋藤さんが昭和の歌謡、フォークなどの名曲を披露。参加者はサックスの演奏と懐かしい昭和のメニューに舌鼓を打っていた。テリー齋藤さんは、みなかみ町でチャリティーコンサートなどを開催、昭和歌謡や懐かしい名曲のカバーなどを得意とするサックスプレーヤーとして知られ、バンド「テリー齋藤withフレンズ」としても活動している。

南魚沼市余川の佐藤春代さん(77)は、北海道札幌市に住む大学生の孫娘、彩羽(いろは)さん(20)と参加。彩羽さんは「連休なので、祖母が住む南魚沼に札幌から来ました。私は、吹奏楽部でサックスを吹いていたので今日は、素晴らしいプロの演奏も聴けたし、祖母に誘われて来て良かった」と話し、演奏に聴き入っていた。

フロント前に設けられた魚沼レトロ化計画「懐かしグッズ展示コーナー」
食事会場のステージ上にはグッズ展示ほか射的、スマートボールコーナーも登場

ほてる木の芽坂、専務の高橋将人さん(48)は「魚沼レトロ化計画の皆さんの協力で懐かしさあふれる宿になっています。この良さをたくさんの皆様に知っていただくためにも毎年、昭和の日にレトロイベントを開催しており、来年も開催を予定しています。当館も昭和から続く、決して新しい施設ではありませんが、お客様に懐かしく落ち着いていただける宿を目指して参りますので今後もよろしくお願いいたします」と話している。

(雪国新聞 5月8日掲載)

法音寺平成蔵の収納作品を展示 第3回南魚沼の画家展 トミオカホワイト美術館

作家自らの作品解説に聞き入る市民や美術愛好家=4月25日、第3回南魚沼の画家展作品解説会

南魚沼市上薬師堂のトミオカホワイト美術館で、「第3回南魚沼の画家展〜繁城山法音寺 平成蔵収納作品より〜」が4月25日から開催されている。

南魚沼市藤原の繁城山法音寺には、第75世、前住職の鈴木快秀さん(81)が、郷士で育まれた芸術を後世に残し、その作品を多くの方に見ていただきたいとの想いから2019年、同寺に近い檀家にあった土蔵を譲り受けて境内に移転し、平成蔵と名付け、南魚沼市と湯沢町の画家17人の作品が収納されている。

4月25日の「作品解説会」では、17人による17 作品を展示。井口優さん、永井昭司さん、古田島米三郎さん、藤岡一之さん、松井春枝さん、佐藤牧子さんの5人が自ら昨品を解説し、来館した約20人の市民や美術愛好家らが各作家の解説に耳を傾けていた。

各作品を囲み、作家と来館者も気軽に言葉を交わしながら鑑賞

鈴木快秀さんは「トミオカホワイト美術館を始め皆様のおかげで第3回目の同展が開催できて感謝しており、本当にうれしい。ぜひ、郷土の作家たちの力作をより多くの皆様に見ていただきたい。現在、夏頃を目標に『第二平成蔵』も建設中です」と話し、トミオカホワイト美術館の角田由美子さん(50)も「この地の風土で育まれた感性は、多様な表現を生み出しています。17名の画家による作品を通し、芸術に親しんでいただく機会となれば幸いです。どうぞお気軽にご来館ください」と話している。

「第3回南魚沼の画家展」は、6月16日まで開催され、企画展富岡惣一郎「白の原点を求めて」(7月14日まで)も同時開催。入館料は500円(小中高校生250円)、会期中は南魚沼市民と湯沢町民は観覧無料となっている。

問い合わせは、トミオカホワイト美術館、電話025(775)3646まで。

(雪国新聞 5月1日掲載)