越後姫を未来に繋げたい 湯沢いちご村がクファンで支援を呼びかけ

幻のいちごを守り親子で湯沢を盛り上げたいと親子で協力してクラファンを立ち上げた林舜さんと林信一さん

新潟限定で県外にはほとんど出回らない幻のいちご「越後姫」を栽培している湯沢町神立の雪国アグリパーク「湯沢いちご村」。開設当時から栽培技術責任者を務める林信一さん(54)と長男の林舜さん(26)が、設立20周年を機に、老朽化したハウス設備や古くなったHPを一新し、「全国の皆様に最高の『いちご体験』を届けよう」と親子で協力してクラウドファンディングを立ち上げた。

父、信一さんは、温泉とスキーしかないと言われてきた越後湯沢に、新しい楽しみを作りたい一心で農園を立ち上げ、新潟県内でしか出回らない幻のいちご『越後姫』を育て続けてきた。

信一さんは「地元をはじめ県外、そして海外からも来てくださるお客様が、もぎたての越後姫を頬張り『美味しい‼』という笑顔が私たちの一番の支えです。また、クラファンの提案をしてくれた
息子の会社のお米を返礼品に用意しました」と話す。一方、息子の舜さんは、大学卒業後、Webシステム開発会社やマーケティング企業でデジタルマーケターとしてスキルを磨き、2025年に故郷へUターン。南魚沼の素晴らしい自然や米の魅力を全国に発信し、米の販売を行う「コメ工房株式会社」を設立。今回、クラファンのリターンには「冷凍越後姫」や「いちごアイス」に加え、コメ工房株式会社の「極上南魚沼産コシヒカリ」を用意している。また、湯沢町や南魚沼市は少子高齢化が進み今後、益々貴重な若い人材が都会に流出していずれ若者が全くいない地域になってしまうことを危惧。地域と子供、大人の繋がりを密にする地域食堂・子ども食堂が重要な役割を担っていると考え「子どもたちにお腹いっぱい食べてほしい」との 願いに共感してくれる人に向けて湯沢や南魚沼の地域食堂・子ども食堂に米を寄付しながら、いちご村を応援できる代理寄付プランも用意している。

舜さんは「20年間父が守ってきた、いちご村の施設の老朽化や高額すぎる暖費の話を聞き、何か貢献できないものか思い、この度クラウドファンディングを提案しました。また、このクラウドファンディングでいちご村を再建するだけではなく、子ども食堂へのお米の寄付を通して、その先にある『地域の笑顔』を皆様と一緒に作り上げたいです!どうか皆様、この挑戦を応援いただけると嬉しいです」と呼びかけている。

湯沢いちご村クラウドファンディングは、6月28日まで実施=https://camp-fire.jp/projects/938880/view

(雪国新聞 5月15日掲載)