長尾政景の実像に迫る「記念講演と現地見学会」開催 長尾政景公生誕500年記念事業

地域の郷土史研究を行う上田史談会(大嶋匡会長・会員約100人)は13日と14日の2日間、「長尾政景公生誕500年記念事業」を開催。市民会館で講演会、政景公ゆかりを巡る見学会が行われた。

1日目の13日、南魚沼市民会館では群馬県文化遺産課、森田真一さん(51)と歴史ライター、今福匡さん(61)による記念講演が開かれ約110人が参加。森田さんは、「長尾政景と上田長尾氏」をテーマに上田荘の地理、政治的な位置。代々、関東管領職を世襲した山内上杉家(宗家)と越後上杉家(分家)の一体的関係。上田長尾氏の系譜と長尾政景の半生。さらに、謙信急没後の景勝と景虎の権力闘争などを解説。今福さんは「長尾政景と上杉謙信」をテーマに仙桃院(景勝の母)が、夫である長尾政景の冥福を祈り、供養するために作らせたと伝わり、その左右に政景と仙桃院の位牌が描かれている「掛軸長尾政景・仙桃院夫婦肖像画」(米沢市の常慶院所蔵)について。謙信が越後統一を目指す過程で最後まで激しく対立したが和睦以降、謙信に臣従し、戦でも主力として活躍し、軍事や外交面などで貢献した政景公。そして、諸説ある謎の死についてもふれ「下手人は宇佐美定行ではなく下平修理亮では?」。上田衆のその後などを解説。

森田真一さん=群馬県埋蔵文化財調査事業団調査研究員、群馬県内の高校教諭、群馬立歴史博物館学芸員などを経て、現在、群馬県文化遺産課主幹。著書に「上杉顕定」共著「上越市史 通史編 2中世」などがある
今福匡さん=歴史ライター。米沢温故会会員、米澤直江會会員、戦国史研究会所属。著書に「上杉景虎-謙信後継を狙った反主流派の盟主」「直江兼続」「『東国の雄』上杉景勝」「上杉謙信『義の武将』の激情と苦悩」などがある

その後、行われたパネルディスカッションでは、大嶋会長の進行で森田さん、今福さんが政景公をさらに深掘りし、謎多き武将の見解を述べた。それを聞き逃すまいと来場者は真剣な面持ちで聞き入っていた。大阪市平野区の松下真由美さん(39)は「今福さんの著書を読ませていただいてから先生の大ファンになり、もちろん上杉の大ファン。南魚沼市や上越市に何度も来ており、坂戸山に何度か登ってからは、登山が大好きになりました」と笑顔で話していた。

森田さん、今福さんが政景公をさらに深掘りし、見解を語る=パネルディスカッション

2日目、14日の「現地見学会」では、参加者約20人が銭淵公園から坂戸城御館、政景公墓所まで徒歩で巡り、政景公の足跡を辿った=写真=。

銭淵公園から坂戸城御館、政景公墓所まで徒歩で巡る=14日、政景公の足跡を辿る「見学会」

同事業を終え、上田史談会の大嶋匡会長は「政景公の生誕500年を地元の歴史愛好団体として発信できたこと。そして皆様に、このことが伝わって頂けたことに安堵の気持ちです。政景公が殺害されたことは間違いないのだろうが、上杉謙信が関わっていたとされる北越軍記の説が誤りであったこと。そして、上杉軍で非常に重要な任務を担う武将であったことが分かってきたことが印象的でした。今後も地元として胸を張って政景公を語り継ぐとともに郷土の歴史を語り継ぐ仲間を増やし、少しでも真実の郷土史を後世に伝えていきたい」と話している。

オープニングでは、御実城太鼓保存会が上杉軍を鼓舞した勇壮な響きを披露=13日、南魚沼市民会館多目的ホール

 

 

 

 

 

 

〈雪国新聞 6月29日掲載)

サービス付き高齢者向け住宅・機能訓練特化型デイサービス「うららか」施設代表 大平裕美さん

★「仕事professional」コーナーでは、南魚沼地域の各業種におけるプロを紹介しています。

 

専門教育と訓練を受けたスタッフが24時間体制で、心と体のケアに勤め、質の高い介護とサービスで「安心」を提供する南魚沼市八幡、サービス付き高齢者向け住宅・機能訓練特化型デイサービス「うららか」の施設代表、大平裕美さん(45)に話を聞いた。

 

 

=創業・自己紹介

「うららか」は、南魚沼市上原の株式会社大平建設工業が運営する施設です。株式会社大平建設工業は、現在の代表取締役の兄、大平重男(2006年没)が創業。現在は、重男の実弟(私の義父)である大平岩夫(74)が代表取締役を務め、2013年から「うららか」を運営しています。

私、大平裕美は、八海高校、長岡市の晴麗看護学校後、立川総合病院、順天堂大学医学部付属順天堂医院、南魚沼福祉会、市立城内病院を経て、2012年8月に「うららか」施設準備室、2013年12月から施設代表を務めさせていただいております。

=うららかの事業内容・特徴

うららかでは、サービス付き高齢者向け住宅、機能訓練特化型デイサービスを行っています。

▼サービス付き高齢者向け住宅

「一人ひとりの「その人らしい」生活をサポートするシェアハウス」として快適な居住空間を提供させていただけるように全室個室(お風呂・トイレ・キッチン付き)で、プライバシーを配慮し、入居者の皆様の時間と空間を大切に、ご家族や友人の宿泊も可能です。(コロナ禍以降は要相談となっています)また、専門スタッフが24時間体制で心と体のケアに勤め、心を込めた介護とサービスで「24時間、安心の介護サービス」を提供し、旬の食材を取り入れたバランスの良い料理が楽しめるほか普通食・刻み食・ムース食など身体状態、趣向に合わせた生活と趣向に合わせた「バランスのとれた食事を提供」させていただいております。

▼機能訓練特化型デイサービス

高齢者の生活機能を改善するには、動作性(身体の動きやすさ)とともに、自信ややる気など、精神性(意欲)の向上を図っていくことが重要で「うららかデイ」ではパワーリハビリをはじめ、集団体操、個別メニューを行い、利用者様の機能維持と向上に努め、機能訓練とレクリエーションを合わせたメニューの提供もさせていただいています。

=趣味・仕事以外の時間

3人の子供(大学1年生の長女、高校2年生の長男、中学3年生の次女)がおり、長女と次女が吹奏楽部。長男は、幼稚園の頃から相撲で頑張っております。3人の子供たちの活動を応援しようと大会などには必ず、応援に行っています(子供たちの「追っかけ」をしています)。

=今後の目標など

キャッチフレーズ「私たちは、ご利用者様の可能性を引き出します」にあるように、フットケアに力を入れ、いつまでも立てる歩ける高齢者を増やすためのお役に立ちたいと思っています。そして、今後も、利用者の皆様に地域で安心、信頼される施設を目指して努力する所存です。

また、より良い職場環境を目指す「うららか」では、働きやすさが、より良いサービス向上につながると考えており、残業を無くして有給休暇が平等に取れる職場体制を目指しています。

サービス付き高齢者向け住宅・機能訓練特化型デイサービス「うららか」:南魚沼市八幡123-1 電話025−778−1177

(雪国新聞 6月26日掲載)