棚田に草刈りアート出現  棚田草刈りアート日本選手権大会 南魚沼市栃窪地区

優勝した「チーム街道」の作品『地球が怒っている‼』=シャトーテル一本杉となり

南魚沼市栃窪集落で19日、第19回「棚田草刈りアート日本選手権大会」(同実行委員会・栃窪行政区主催)が開催された。同イベントは、重労働である棚田のあぜの草刈り作業を逆手にとり、草刈りを楽しもうと2008年から行われており、草刈り機や鎌で刈り込み絵や文字を描き出来栄えを競う。ユニークなイベント。今年も、栃窪小学校児童や早稲田大学生(31人)、地元住民チームなど15チームが参加。この日は、朝から、梅雨明け前の蒸し暑さと時折、太陽がじりじりと照りつけるなか汗だくになりながら、草刈り機や鎌を使って丁寧に草を刈り上げ、絵や文字を描き、制限時間の正午には各チームの昨品が完成。午後から、集落代表者らによる審査と一般審査の投票により各賞が決定した。

実行委員で参加チーム「第一次産業」のメンバー、日熊恵一さん(39)は「イベント開催当初から、お手伝いさせていただいており、皆様のおかげで、素晴らしいイベントになり、ご尽力いただいている皆様には心より感謝している。また、今回の我がチーム昨品は、一次産業は、私たちの暮らしを支える命の基盤。食を育み自然環境や地域文化を守り、先人たちから受け継いできた知恵と技術によって、今日の豊かな暮らしがある。しかし、担い手不足や耕作放棄地の増加など多くの課題を抱えてはいるが、私たちは先人たちが築いてきた歴史に感謝し、その想いと技術を未来へ受け継ぐ責任がある。今回の作品には、一次産業の大切さを見つめ直し、『守り、つなぐ』という思いを込めた」と話す=写真=。

実行委員長の笛木幸治さん(67)は「元々、私が、田んぼの畔にいたずらで始めた。それが、イベントにしたらと言う声があり、始まったイベント。今では、地元住民や早稲田大学の学生さんからも参加いただくようにになった。最初は、暑さ対策やら草刈り機の使い方、ゴーグルの着用の徹底など初歩的な講習から始め今では、地元住民らと大学生たちの交流が楽しみのひとつとなっている。来年は、多くの皆様のおかげで第20回を迎える」と話していた。

作品は、お盆の頃まで鑑賞できる。問い合わせは、NPO法人エコプラス「TAPPO南魚沼やまとくらしの学校」 tappo@ecoplus.jpまで。

 

【作品の審査結果】

▽優勝=チーム街道▽準優勝=笛木亨▽第3位=早稲田大学滅▽ナミデン賞=チームTAPPO▽金沢屋酒店賞=正文▽すし道楽賞=栃窪消防団▽南魚沼生産組合賞=東京くさかった▽ハリカ賞= 正計▽ハリカ賞=早稲田大学物価▽シャトー塩沢賞=天地人▽上国プレイランド賞=栃窪小学校▽エリアサービス賞=一次産業▽エリアサービス賞=まさおー▽日熊の米賞=早稲田大学草刈り▽牛木きのこ園賞=初男。

仕上げ作業に気勢をあげる「第一産業」メンバー。左から、日熊恵一さん(栃窪・日熊農・39)、山本康之さん(浦佐・牛木きのこ園・40)、松原周平さん(長岡市・会社員・30)、渡邉和沙さん(津久野・地域おこし協力隊・40)。そのほか、戸田由隆さん(美佐島・会社員・39)が参加。

 

 

 

 

 

笛木幸治実行委員長も挑戦(左)。しいたけ詰め放題=栃窪地区開発センター前(大会本部)
大学生に大人気の「流しソーメン」コーナー

(雪国新聞 7月24日掲載)