北越急行であなたのデザインした車両を募集

北越急行(小池裕明社長)はこのほど、「〜あなたデザインの電車をつろう〜『おうちでほくほく線』」を同社のホームページで開催している。
ウイルス感染拡大を防止のために3密(密集・密閉・密接)を避ようとステイホームが呼びかけられ、多くの鉄道ファンをはじめ多くの人々が観光や旅行などを控えなくてならない今、家庭で過ごす時間が多くなることから、せめて家でオリジナルデザインのペーパークラフトを楽しんでもらおうと企画したもの。
応募方法は、同社ホームページ「おうちでほくほく線」から、車両の展開図をダウンロードし、プリントアウトした展開図にデザイン(彩色)し、組み立てた作品を撮影。写真と作品タイトル、投稿ネーム、年齢、一言コメント、住所、電話番号を同社にメールで応募(締め切り6月30日)すると同社ホームページに掲載されるほか、デザイン画のデータを送ると、同社で組み立てて駅に展示される。なお、応募全作品を同社で審査を行い「推し車両」賞を選び、その作者にはノベルティグッズが贈られる。
営業企画部の水澤孝太さん(36)は「外出できなくても家で、少しでも楽しんでもらおうと企画した。弊社では春から夏にかけて数々のイベントなどを企画してきたがすべて中止になってしまった。いかし、秋頃には皆様に楽しんでもらえるイベントが開催できればと思う。一日も早く新型コロナウイルスが終息を願っている」と話している=写真=。
応募先・問い合わせは、北越急行㈱営業企画部☎025−750−1251、ホームページ(https://hokuhoku.co.jp)まで。

「おうちでほくほく線」を企画した水澤さんと越村さんと水澤さんの作品(=5月7日、十日町駅内営業企画部)

手作りマスクの情報満載 「うおぬマスク商店」

津南町下船渡の主婦、名地薫さん(47)がマスクが不足している今、「地域で手作りマスクを作っている団体、個人の情報(場所や連絡方法など)」を紹介しようと4月13日、シェアできるフェイスブックページ「うおぬマスク商店」を立ち上げた。名地さんが、ある店に買い物に行った時、布マスクが販売されていた。その布マスクを見つけたお年寄りが「ここにあった、あった!」と次々に購入する姿を見たという。また、使い捨てのマスクがなくて困っている昨今、どこに行けばマスクが手に入るのか?その場所や問い合わせ先などの情報が一目瞭然でわかりやすい情報を多くの人たちに提供したいと思い「うおぬマスク商店」を立ち上げたという。なお、名地さんは「SNSなどに親しんでいる若者たちはいいが、お年寄りなどにはそれらの情報はなかなか入ってこない。そこで、若者らが家や近所のおじいちゃん、おばあちゃんにその情報を伝えたり、代わりに購入してあげたりしてくれれば多くのお年寄りが喜んでくれると思う」と話している。布マスクの情報や情報提供、問い合わせは、「うおぬマスク商店」で検索。

知り合いの布小物作家「花羽呼屋」さんの作品(マスク)をつけた名地さん

買い物で地域のボランティアを支援 「「幸せの黄色いレシート」キャンペーン

毎月11日、買い物客が支援したい団体のBOXにレシートを投函

南魚沼市余川のイオン六日町店と同友店会(塩谷成一会長)は毎年、地域のボランティアへの貢献活動のひとつとして「幸せの黄色いレシートキャンペーン」を行っている。イオンでは、「イオンデー」と名付け毎月11日、地域で活動するボランティア団体名と活動内容を表示した「投函ボックス」=写真=が店内に設置され、同日はレシートが黄色いレシートに変更され、買い物客が応援したいボランティア団体のボックスに黄色いレシートを投函(投票)し、投函されたレシートの合計金額の1㌫に相当する品を各団体に寄贈している。
贈呈式は毎年、イオン六日町店恒例の「ゴールデンウィークイベント」(5月3日、4日の2日間)に合わせて専門店館前駐車場で開催され、2日目には、南魚沼市長を招き各団体代表らが出席して行われている。今年は、新型コロナウイルスの影響でイベントや贈呈式も中止となった。 今年度(2019年度)の支援団体は15団体で投函金額合計は3108万円でその1㌫(贈呈額)の31万800円が贈呈された。なお今年の最高贈呈額は、「魚沼アニマルサポート」(笛木美帆子代表)の4万8100円。同団体は、「新しい飼い主さん募集会(譲渡会)」をイオン六日町店ほかで開いており、笛木代表は「新型コロナウィルス対策で現在は特定の会場で譲渡会は当面の間は自粛し、里親募集は魚沼アニマルサポート(https://uas.localinfo.jp)で対応。『最後まで一緒に生活出来る家族へ』1匹でも多く出会って欲しいので、里親募集ページをご確認してください」と呼びかけている。なお、今年は同店サービスカウンターで各団体に贈呈金額のギフトカードが贈られる。
イオン六日町店の下田綾店長は「連休中は外出もできない状況だが家庭で料理作り、お菓子作りのための材料や家族で楽しむためのボードゲームやジグソーパズルなど家で過ごすための商品が人気となっている。イオンはこんな時こそ地域の皆様のためにも頑張りたい」と話している。

婿が宙を舞う 婿の胴上げ 六日町八坂神社

前年、婿になった人や嫁を貰った新郎を胴上げする奇祭「婿の胴上げ」が今年も6日夜、南魚沼市六日町の八坂神社で行われた。

婿の胴上げは約450年前、当時の坂戸城主、長尾政景が城下繁栄のために婿養子を祝い励し、農兵を育てるために始められたといわれている。  昨年までは南魚沼市六日町の上町地区内で前年度に結婚した夫婦を招いて新郎の胴上げが行われてきたが、地区内の若者の減少にともない結婚する若者も少なく、昨年からは対象地区をを六日町内の出身者に広げて新郎を募り、今年は過去最高の4人の新郎が胴上され祝福された。  八坂神社境内にかがり火が焚かれ、多くの参拝者が訪れるなか本殿で、飲食業の種村真貴士さん(30)と放射線技師の関口祥さん(28)、消防士の五十嵐多史匡さん(39)、JA職員の南雲大地さん(24)がそれぞれ新婦をともない参列。氏子や参拝者がに見守られ神事が行われ、新郎新婦に御神酒が振る舞われたほか氏子らの祝い歌が終わると、太鼓の合図で新郎2人は天井に届かんとばかりに何回も宙に舞い、手荒い祝福をうけた=写真=。胴上げ修了後、新郎たちは「貴重な体験をさせていただき光栄。身が引き締まる思い」となどと話し感激していた。

胴上げ前の神事で緊張する4組の新婚さんたち=上写真=。引き続き、消防団員らの胴上げで祝福された(=6日夜、南魚沼市六日町上町、八坂神社)

正しい手洗いを指導 南魚沼食品衛生協会

南魚沼食品衛生協会は市内小学校で手洗いの大切さを知ってもろうと「手洗い教室」を開いている。手洗い教室は今年2回でこの12月4日は、南魚沼市の六日町小学校で同校3年生の指導にあたった。この日は、市内の食品販売店や飲食店、宿泊施設などで食に携わる食品等事業者に衛生指導の一環として食中毒の未然防止を図ることを目的とし、所定のカリキュラムを修了した食品衛生指導員の「手洗いマイスター」7人が児童の手洗いの指導にあたった。まず、手洗いマスターがスライドなどで手洗いの重要性や正しい手洗い方法を解説し、児童たちはきちんと洗えているのか確認できる特殊なローションを手に付け、いつものように石鹸でごしごし洗い、ブラックライトの光に手をかざすと洗えていない所が白く光るという方法で手洗いを実際に行った。なかにはよく洗えておらずにライトで光ってしまう児童もいたがほとんどの児童が合格となった。この手洗い教室は12月13日、18日にも同小で行われる。

食品衛生指導員の「手洗いマイスター」7人が児童の手洗いの指導にあたった=12月4日、六日町小学校=
スライドなどで手洗いの重要性や正しい手洗い方法を解説
ブラックライトに手をかざすと洗えていない所が白く光る方法でチェック

今年はマリオ  六日町駅前の雪像

JR六日町駅前のショッピングセンター「ララ」前に今年も雪像が登場し、多くの市民や観光客の目を楽しませている。
雪像は、多くの市民や観光客でにぎわう南魚沼市雪まつりの開催期間に合わせて6年前から同ショッピングセンターが設置しているもので制作を担当しているのは、市内のイベントなどで「似顔絵工房べーやん。」として知られる阿部宏之さん(43)。
阿部さんは「“新たな時代へジャンプ”をテーマに、平成から次の時代(年号)となる今年、ジャンプを得意とするキャラ『マリオ』を選んで、制作した」と話している。

完成したばかりの雪像マリオ(=9日、ショッピングセンターララ前)

沖縄の嘉芸小児童と六日町小児童が太鼓で交流会

南魚沼市雪まつりで毎年、沖縄の伝統芸能エイサーを披露している沖縄県国頭郡金武町の嘉芸(かげい)小学校の6年生と保護者ら44人が雪まつり前日の8日、六日町小学校を訪れ、同小和太鼓クラブの児童55人が演奏を披露し合い交流を深めた=写真=。

交流会は2006年から、嘉芸小学校6年生の新潟県文化交流会が南魚沼市雪まつりに合わせて行われている。
9日の早朝、沖縄を出発した嘉芸小児童ほか一行がさっそく、六日町小学校体育館で和太鼓部と琉球のエイサー演奏を披露し合い、班ごとに分かれ互いの地域の素晴らしさを紹介し合うなどの交流を行った。
嘉芸小学校6年生の幸喜ひなたさん(12)は「和太鼓の演奏はとてもよかった迫力があった」。一方、六日町小学校和太鼓クラブの6年生、貝瀬南美さん(12)、高橋空雅くんは「エイサーの演奏は2回目。私た踊りながらの演奏は私たちの演奏とは違う迫力があってすごい」と話し、それぞれの演奏を讃えあっていた。
嘉芸小児童らは9日夜、六日町大橋下の魚野川河川敷で行われた「第68回南魚沼市雪まつり」特設ステージでエイサー演奏を披露し、多くの来場者を魅了した。
なお、今年13年目となる「新潟県文化交流会」では2014年の夏から、南魚沼市の児童たちが沖縄嘉芸小学校の児童らに会いに行く交流会も行われており、9日の雪まつりのステージ前には、昨年の夏に沖縄を訪れた南魚沼市の児童らと再開し、八海山スキー場で雪あそびを楽しんだ。

六日町小学校の和太鼓クラブが御実城太鼓を披露
嘉芸小学校児童によるエイサー演奏

沖縄児童に雪のプレゼント

雪が降らない沖縄の小学校児童に雪を贈ろうと21日、六日町小学校の5年生児童52人と六日町ライオンズクラブメンバー20人が、雪だるま型の発泡スチロールケースに雪を詰め、沖縄県国頭郡本部町(くにがみぐんもとぶちょう)の本部小学校に20個、国頭郡金武町の嘉芸(かげい)小学校に10個を届けた。
今回23回目の「雪の宅配」は、六日町ライオンズクラブと沖縄県本部ライオンズクラブの小学校交流支援の一環として本部小へ送っており、2003年から南魚沼市雪まつりで琉球エイサー演奏を披露し、六日町小と交流を行っている嘉芸小学校にも届けている。
この日、児童らはグラウンドに降り積もった新雪を30個のケースに詰め込んだ。詰め込み作業を終えた、南雲美優さん(11)は「わたしたちがおくったこの雪で沖縄の友達が楽しく遊んでほしい」と笑顔で話していた。

グラウンドの新雪をケースに雪を詰め込む、児童とライオンズメンバー(=21日、六日町小)

無病息災を願う  六日町八幡区 斉の神

小正月行事さいの神(どんど焼き)が、南魚沼市内各地域で行われ、正月飾りや書き初めなどと一緒に燃やして一年の無病息災を祈った
南魚沼市六日町の八幡区(石川正廣区長・約300世帯)では、斉の神を地区のイベント「雪祭り」として開かれている。なお同地区は、旧郷社八幡宮のお膝元ということもあって点火前には宮司による神事が行われた。昔から厄除けや縁起担ぎのための神具としても使われる火打石で宮司が、住民代表が持つ松明に点火。その松明の火で斉の神に点火するといきよい良く燃え上った。住民たちは斉の神を囲みスルメを焼いたり、お神酒を酌み交わしながら交流を深めた。

(=14日、南魚沼市八幡区)

150年前(慶応4年)の旧三国街道を検証

「慶応4年戊辰の湯沢と魚沼を語る」が昨年12月28日に開催され、町内外より8名の参加があった。主催と会場は湯沢町歴史民俗資料館「雪国館」。
町内在住の高橋貞良さん(78)が所有している湯沢宿の古地図で、明治時代の宿の様子を検証した。

写湯沢宿の古地図を検証しているようす(=2018年12月28日、撮影:瀧沢巳千雄さん)

大般若塚での戦いから三国峠を下り、浅貝宿、二居宿、二居峠、三俣宿、八木沢、芝原、七谷切、湯沢宿、関宿、塩沢宿、六日町宿・・・と地図で辿った。
お茶請けには旧三国街道沿いの各宿にある老舗の品が出された。湯沢は億萬屋の「駒子もち」(当日は悪天候により、丸屋製菓店の「しんこ餅」から変更)、関宿はみどりやの「石打まんじゅう」、塩沢宿は大津の「ハッカ糖」、六日町宿は今成漬物店の「山家漬」。町内から参加した小林守雄さん(87)は「こんげにうんまい(こんなに美味しい)漬物があるなんて知らんかった」と話し、感激していた。

プレートの左から駒子もち、石打まんじゅう、ハッカ糖、山家漬